大磯市


 第三日曜日の9時(10時だったかな・・・)から14時まで大磯町の漁港で開催されている大磯市(いち)、最近そのイベントのことを大磯在住のK夫妻に教えてもらい、HPを調べたら面白そうだったから、今日、行ってきた。http://www.oisoichi.info/
 この写真の漁協倉庫は、たぶんだけれど、数十年前からずっとここにあるような気がする。大磯の港は私の実家からも歩いて行ける距離だったので高校生のころにはよくカメラを持ってぶらついていた。なんだ、いまと同じようにカメラを持って散歩をしていたのだな、昔から。たしかこの倉庫の錆びた大きな錠前を写真に撮ったことがあったし、壁に貼られたサーフィン大会の破れたポスターも撮った。
 大磯市(いち)。こぢんまりとした手作り市のようで楽しめた。首から一眼レフカメラをぶらさげていたら、首回りがリング状に焼け残ったかたちで新しくまた日焼けしてしまった。パンの蔵で出来立てのカレーパンを買って食べる。サンマリノ茅ヶ崎の、よくコーヒーの豆を買いに行くビーンズ香房の道向かいにあるイタリアンの食堂で入ったことはなかったが、大磯市に出店をしていたので大根おろしと海苔の生パスタを頼む。炎天下でパスタが茹で上がるのを待っていると目の前に書かれた「グラスワイン300円(400円だったかな・・・)」の字に誘われる。
 会場でこの市のことを教えてくれた大磯在住のK夫妻に偶然ばったり会う。Kご主人はタイ料理店でフォーを頼む。一口分けてもらう。ろう引きペーパーバッグを紙モノ文具・雑貨のAUI-AO Designで購入。茅ヶ崎の、この店のことは知らなかったi don't know coffeeで水出しコーヒーを買う。店の女性がかわいらしくて写真を撮らしてもらったりして、とほほの行動であります。そのコーヒーを突堤で釣りをしている人たちを眺めながら飲む。暑くてふらふらしてくる。これは熱中症なのではないか?
 そこで水揚げ場の屋根の下で休憩。やがてHayashi, S.さんが遠路千葉県より合流。もう一度一回り。陶器の店で悩んだり、あるいは五十台の男性である私はとあるヌイグルミにひどく惹かれたりも。一箱古本の店では、すでに持っているのにスチュワート・ダイペック著「僕はマゼランと旅した」を買う。好きな本は救い出すように買ってしまうときがあるのです。


 市(いち)のあと、鴫立庵や島崎藤村の旧居を散策する。駅前の古そうな雰囲気の喫茶店では、私はコーヒーフロート、Hayashi, S.さんはレスカ。二人とも懐かしい飲み物を頼む。