京都 夜の散歩


 こうして旅行から帰ってきてまとめてブログを書いていると、はりきって最初の日の分はたくさん書くけれどだんだんと面倒になってきて、日を追うごとに文章が短くなってきてしまう。

 京都。下鴨神社糺の森の古本祭りに今年も行く。二十年くらいまえに開催されたらしい「現代美術における写真展の役割」みたいな主旨の展覧会の図録を買った。500円だった。収録されているのがもともとはカラーなのに白黒になっているのが多くて残念な図録。ほかに昭和40年代に海外のいわゆるエロ系の小説を紹介していたシリーズらしい本の第十巻目の新書サイズの本、100円。装丁やカバー、グラビアの古色蒼然としたヌード写真などが面白い。
 そのあとに知恩寺の手作り市にも行く。Nさんにあいさつ。
 昼は烏丸×蛸薬師東入るに昨年できたらしい新しいベトナム料理店に行く。おいしい。
 さらにそのあとはどうしたんだっけか。そうだった錦市場を歩いて、喫茶ソアレに立ち寄った。私はコーヒーゼリーフロートを食べたのだ。それからTと妻が一足先に茅ヶ崎に帰ったために夕方から一人になった。夕食に「はっとりあん」でビーフシチューを食べる。それから喫茶かわたれに行ってコーヒーを飲んでから、夜の街歩きに出たのだった。三時間ほど歩き続ける。三条の川原では先月同様火の芸人が人を集めていた。四条大橋のたもとではサックスとキーボードのデュオのジャズ。なんだか夏の終わり感が夜風に漂っていていい感じでした。

 はっとりあんのシェフ76歳。「包丁一本どこまでも、百までやるよ!」と明るい笑顔で宣言してくれてこちらまで元気をもらう。


 翌、8/16に喫茶かわたれでモーニングを食べたあと、京都から新幹線で昼過ぎに帰宅した。


くるりの「宿はなし」という曲を思い浮かべる。