夏の朝


 夏の三連休最初の朝。久しぶりに辻堂Tサイトの蔦屋書店に行ってみる。8時開店のところ8時20分くらいに到着する。すでに書店店内のスタバの席はほぼ埋まっている。書店内の本を三冊まで席に持ってきてもよいと言う。冷たい飲み物のコップが汗をかいている、そのコップを持った指先が濡れる、その指で売り物の本を濡らすわけにはいくまい。と、余計注意深くなるな。最初「ノ・ーブック、ノー・ライフ」って全国書店員が選んだ三百数冊の本を紹介している本を持ってきて読んでいたが、途中から持ってきた読みかけの本、ジャズ評論家の油井正一が1960年ころに書いていた評論?エッセイ?を集めた文庫本を取り出して読んでいた。飲んでいたのはアイスコーヒーにヘーゼルナッツ風味の泡「泡」の載ったやつ。正式名はなんだっけ?(いま調べたらコールドブリュー ムース フォーム ヘーゼルナッツって言うそうです)油井正一の本に出てくるジャズミュージシャンの名前はほとんどわからない。1960年当時に例えばその30年前のジャズの状況を書いているわけで、こういうのってやっぱりそれを聞いたことがある前提で書かれている、あるいはこれを読んだらどっかで、当時はジャズ喫茶とか?聞いてみることができる、という前提?なのでいまはすぐ聞けない?まぁアマゾンで検索して購入すれば数日以内に聞けるものもあるのだろうが。でもその分、あるいは時間が経ったからこそ今読んで面白いところもあるのだろう。どこが、とは言えないが、そんな感じで投げだすわけでもなくだんだん進んでいる。
 帰宅してから、今度はバスと電車で池袋へ。久々のニセアカシアの編集会議。年内には8号を出版しようという相談の一回目。
写真は朝の国道134号あたりの風景です。ありふれた。