早すぎるかな?秋の夜長

 9月7日土曜日、今日も暑い晴れた日になり、最高気温は31℃だったようです。だったようです、と書いたのは終日家にいたからで、そういえばここ一週間ほどはいちにちの歩数の平均は1000歩にも至ってないんじゃないかな。今日は数百歩だろうし。これはまずいですね、夏の始まりの頃は同じように暑くても、ちゃんと歩かなくては、という思いがあって、意識的に出かけていたと思います。たとえば上の写真は、そんな風に昼間にはどこにも行かなかった休日や在宅勤務の日に、少しからだを動かさなくてはまずいなあと思い、夕暮れ時に相模川河口近くの運動公園、そこまでは車で行くのですが、そのあと7000歩くらいは歩いたと思いますが、そのときに撮った写真です。でももうすぐ秋になるだろう、猛暑ももう少しの我慢だろうな、と思うと、無理して今日外に行かなくてもいいか・・・という意識になっているのかもしれません。いかん、いかん、このブログの文章を書いたら、夜の散歩に行ってこようかな。夏になる前は、休日はだいたいカメラをぶら下げて「あの町、この町、気の向くままに」といちにち20000歩弱、平日も6000-7000歩は歩いていたから、今週はとくにひどいものです。季節のせいならいいんだけど、加齢とか、あるいは色々疲れているとかだといやだな、と思います。あぁもう絶対この文章を書いたら歩いて来ようっと。

 相変わらず季節に敏感でいたい、と、くるり、が「東京」で歌っていたな。その「東京」が発売されたのは1998年、もう26年も前なのか!それでも1998年とか1999年のその数字は世紀末で、その少し前には近未来の代表のように扱われていたから、いまも未来のような錯覚を覚えてしまいます・・・わたしだけですかね。

 もうすぐ秋分の日ですから、昼が短くなる、夜が長くなる、その変化率というのか一日に短くなる(長くなる)時間変化は今ごろがいちばん大きいんでしょう。外は暑くて、相変わらずエアコンを付けているけれど、六月七月にはまだまだ明るかった午後の六時半や七時という時刻に、窓の外はもう夜(関西や九州はまだ明るいかもしれませんが)そうすると秋の夜長なんていう言葉が浮かんでしまいます。秋の夜長になにしようか?と、さきほどから、カッコつけちゃった私はSpotifyブラッド・メルドーを選んでジャズなんか流しています。

 以下またカメラレンズの話なのでご興味のない方にはすいません。

 家にいた今日は、最近アマゾンでオールドカメラやオールドレンズの基本的な修理をする道具、ゴム製のレンズオープナーとかそういうのです、をいくつか買ってみたので、1959年頃に製造されていたSupercanomaticR50mmF1.8と言うレンズを分解してレンズを清掃したり、絞り羽根をきれいにしたり、距離表示位置と実際のピントの合っている距離がずれているのをなおそうと試みたりしていました。実はこのレンズ、ジャンクで買ったカメラにくっついていたり、なんやかや、いつの間にか同じレンズが3本あったのです。3本とも完調ではなく、それぞれ別々の症状を抱えていて、でも致命的じゃないからそれを知って使えば使えるという、なんだか全部がAで問題なしなんて健康診断結果になる人がほとんどいなくなった50代60代の仲間たちみたいです。

 一人、いや一本は、上記のように表示とピントの合う距離がずれていて、無限に合うときに距離リング表示が8mくらいのところになっていました。現れた奥の方のレンズもきれいにしながら、分解していきましたが、表示ずれは上手く直す手が見つからなかったです。ピント調整の0.3mm厚くらいの真鍮のワッシャーが二枚入っていましたが、同じワッシャーがあと一枚か二枚あればそれを敷くことで直る気がしたのですが、そんな調整部品はないし、0.3mm厚くらいのプラ板でもその形にくり抜けばいいんだろうけど、そこまでやらなくてもいいや、写真は距離目盛がずれているだけで、ファインダーでピントを合わせればいいのだから・・・と組み直しました。

 もう一本はF8設定時だけ、シャッター連動自動絞り機構が働かないで開放絞りのまんまになります。ほかの絞り値では正常動作するのに、なぜかF8だけ空振りをするのです。これもばらしていって、それ以上ばらすとやばそうなあたりまでで止めておいて、そこで見える範囲の絞り連動機構を観察してみましたが、原因はわからず、同じく各レンズをきれにして組み直しました。

 最後の一本は絞り込み動作が絞り羽根の動きが渋くて、ゆっくりしか動かないか絞り込まないという症状でした。上記二本目のF8だけというのは難しいけれど、こっちは絞り羽根の汚れや油浮きをシルボン紙で表面をなんとなく拭いて、直った感じなので組みなおしました。ついでに二番レンズの裏側についていた粒状の汚れはきれいに出来ましたが、一番後ろのガラス面の周辺の一部がコート焼けしていて、これはどうしようもない、だけど実際には写真への影響はあまりないでしょう、なのでこの三本目がいちばん元気に戻った感じです。

 健康診断後の要検査で投薬や手術の治療を行い、三本目は元気に全快、他の二本は要観察といったところでしょうかね?

 さて散歩してこよう。