海の家の解体

 9月3日、相模湾沿いの国道134号線、鎌倉付近を東へと走っている右側、海の家は解体作業が始まっていました。海の家は分解されて部品となって倉庫に保管され、来年の夏になるとまた組み立てられる、そういう作りのようです。先週の中から台風に伴う雨が続き、昨日の月曜日こそ晴れ間が見えていたものの、今日はまた雨が降ったり止んだり、だけどもわっと暑いです。ただ、夜になり、いまは22時過ぎですが、だいぶ温度が下がりました、そういえば夕方のテレビの天気予報で、今夜は寝冷えに注意と言ってました。

 先日、箱根のポーラ美術館でフィリップ・パレーノ展を観ました。一昨日の日曜美術館内藤礼の特集を観ました。今日は神奈川県立近代美術館葉山で石田尚志展を観てきました。みっつの展示に共通していたのは(内藤礼展はテレビを観ただけですが)展示スペースに入って来る光、天気によって変わる外の変化が展示物をどう見せるか、その変化を容認し積極的に利用し、もしかするとその自然の変化の方を主にして展示物(作品)はアシストのためにあるかもしれない、そういう展示が多かれ少なかれ含まれていることでした。こんなのはたまたま三つの共通点に気付いたということで、最近はどの展示でもそういうものが多いですよ、ということかもしれない。いまさら気が付いたってだけかもしれません。でもいいですね、空の雲のかたちや、風や光や、すべて一期一会で瞬間瞬間で自分を取り巻く自然は変わっている。そんな当たり前のことに改めて意識的になるような展示を見るのは面白いですね。

 今日は10時頃に美術館につき、二時間ほどかけてゆっくり鑑賞し、どこにも寄らずにとんぼ返り。13:00前に帰宅して、近くの三崎鮪直送の店に行ってマグロカツ小400円を買いましたが、小とは言ってもけっこうでかいです。半分は夜にとっておいて、昼と夜の二回、マグロカツを食べました。

 話しがちょっと戻る感じですが、どこか初めての場所へ旅行に行くとき、それがどの季節で、どういう天候だったかは偶然なんだけど、その一期一会が偶然にはまってとてもいい旅行だと、その町が好印象になりますね。このまえ会社で、鎌倉市は二番目に住んでみたい町だと言っている方がいて、じゃあ一番はどこ?と聞いたら、まだ決まっていない、という答えだったのでずっこけたな。でもそういうことはあるのかもしれないな。好印象の町があって、だけど制約がある。家賃が高いとか地震が来ると津波が怖いとか。会社へ通うのがちょっと遠いかもしれないし。そういう一番になれない点があって、だから二番であって、そこを埋める一番はまだ見つかっていない、と。

 テレビのニュースを観ていると、いろいろなニュースになっている、いろいろな市町村に住んでいる人がインタビューを受けている。あぁ、このおじさんは×県●市でずっと暮らしてきたんだなと当たり前のことを思います。知らない町に大勢の人が生きている、だからなに?そんなの当たり前じゃんってことですが、でもそう言う事実にちょっとびっくりしたりします。