4/1、今日から三日間休みをもらい、4/5まで京都/大阪へ旅行。朝8:36茅ヶ崎発の東海道線下り熱海行きに乗り、以降、全六回乗り換えて午後4時過ぎに京都着。はじめて青春18切符を使ったが、読書をしたり車窓を眺めたり、周りのお客さんの会話をなんとなく聞いたりしているうちに、疲れることもなく京都着。熱海あたりから同じ車両に見かけた人がちらほらと最後まで一緒だったりする。京都寒し。桜もまだせいぜい三分咲といったところ。雨上がりで西日が光っている。
 京都駅から奈良線東福寺まで行き、京阪に乗り換えて三条へ。高瀬川沿いを歩いてから地図に従って路地を捜し、はじめてエレファント・ファクトリー・コーヒーに行く。店名は村上春樹の「象工場のハッピーエンド」から取ったものなのか。ドアを開けると、ボブ・ディランの歌声に迎えられる。そのあとかかった低い声のギターの弾き語り「ダニー・ボーイ」なんかを歌っていたのは誰のCDだったのだろうか。積まれていた古本から新井敏記著「モンタナ急行の乗客」を手にして、濃い目の珈琲を飲みながら、ブルース・スプリングスティーンの章を全部読む。「夢の残骸」のような悲しみと、それでも「夢を見た」ことの満足、とが入り混じったような話だった。
 夜、家族の某と合流して蕎麦屋でビールを飲みながら、蛍烏賊穴子の柳川、若竹煮、などを食べる。最後に茄子と鶏のあんかけそばを食べてからだを温める。明日の予報は晴れ。

 上の写真は東海道線の車窓から。愛知か岐阜のあたりの河川敷。
 蕎麦の写真も載せておきます。