〜写真展LONG TONE PRACTICE at mocomococafe京都 お知らせ

(*2月4日まで本記事が一番上に来ています)
京都のFoton Photo Projectが主催するphoto&cafe2012KYOTOに参加します。
http://cafe.foto-n.com/
岬たくは御所南のmocomococafeに写真を展示します。


(2/9追記)
 2月4日のこと。10時にプリントや写真をつるすための諸部品を持って御所南mocomococafeへ。ネットプリントでA1ノビ2枚とA2を6枚を伸ばした。その上下の長辺に、買ってきた長辺だいたいプリントサイズぴったりの長さの断面が15mm×6mmの木片をそろえて、両端をクリップで止める。そのクリップの「つまむ」部分に釣り糸を結び付けた。その釣り糸を柱に打った釘に引っかける。写真が丸まらないように下辺にも同じ木片をクリップで止めた。写真を飾る面が町家のしっくい壁であり、釘が打てないことと、粘着材や両面テープでは3週間というちょっと長い展示期間中に写真が落ちるかもしれないこと。もちろん、この大きなサイズの額は重いし、高価だし、持っていくのに重いという当然の現実的李勇もあること。そういう諸条件から、この方法で写真をぶら下げた。写真は断ち落としでプリントを作って、クリップは黒にしたのだが、いざ展示してみたら、クリップは銀にし、写真は白枠ありにして、クリップは白枠の範囲に収まるように、そうした方がよかったかな。
写真はそのうち「伸びる」と思うのだけれど、最初は少し丸まっていて、それも懸念だった。ただ、この若干テキトーというかラフな展示方法が、mocomococafeには合っている気がしているのは、私の性格(妥協してしまう性格)なのか。
 展示にはこのイベントの推進者であるNさんも応援に来ていただいたほか、手伝ってくださったお二人さんもありがとう。

 さて、展示のあと、同じphoto&cafe会場になっているitalGabonときんせ旅館に行ってみる。昨日も感じた通り、それぞれの会場の雰囲気にうまく呼応している展示で素晴らしい。Gabonで展示している有本さんというかたはピンホールを使った大型プリント(カラーおよびモノクロ)をきっちりとパネルに貼って、会場の柱の間隔にそろえて展示している。被写体になっている風景が、ここには書かないが勇気のある選択。しかしピンホールの効果もあるのか、悠久の時間が流れているということが実感できる静かでもあり力強くもある写真だった。
 きんせ旅館、築数十年の古いステンドグラスやタイル貼りの床などが残る洋風レトロな旅館建築を使ったカフェ。店内が暗く、展示された岩瀬さんの写真の、あれぶれのモノクロに何が写っているのかもすぐには見極められない。岩瀬さんの写真はあれぶれで、森山大道風にも思えるがそれはそこ女性らしい優しさが滲んでいる。ぶれたホテル?の窓明かりが二つだけついている写真から呼びさまされる旅の気持ち。面白い展示だった。

丹波口駅ホーム