SUPER ACOUSTIC GUITAR TRIO


 藤沢のカフェパンセで「SUPER ACOUSTIC GUITAR TRIO LIVE!!」を聞いたのが、昨日の日曜日の夜でした。三人のギタリストによるトリオ。メンバーは、
鬼怒無月(G)+ 竹中俊二(G)+ 有田純弘(G)
アコギの音は「しっとり」とか「倍音共鳴」とか、その楽器の音の中で、それぞれのギターの個性があるけれど、総じて言えば、私にとっては乾いている。枯草のように。その乾いた感じが、好きなのだろうな。すごくリラックスして楽しめた。そして、ライブが終わり、外に出ると、夜9時過ぎの藤沢駅周辺はすでに人通りも少なくて、そのせいもあってか週末が終わってしまうちょっとした淋しさが夜風とともに漂っている。そういう中で、さっきまでのギタートリオとは違って、駅前の路上でアルトサックスとギターのデュオが、曲名は知らないが悲しげな、というのはそういう流れの結果そういう風にしか聞こえないのかもしれないのだが、バラッドを演奏していて、その音は藤沢駅の駅前広場全体を覆っていて、その中を歩いていく。

 SUPER ACOUSTIC GUITAR TRIOを聞いて楽しい気分になり、外に出て悲しい気持ちになり、そのときに路上ライブの音を聞く、というその全体が、楽しいとか悲しいとかを含めた全体が、いい感じ。