時差ボケ解消のために?


 時差ボケ解消のためには陽の光を浴びると良い、と聞いたので、カメラを持って西鎌倉の広町の森に行ってみた。大船モノレールに乗り、西鎌倉へ。ちょうど昼過ぎの時間だったので駅近くにある蕎麦屋へ。私と同年配かもう少し若い男性客が、それも皆ひとり客が多い。生桜エビかきあげ蕎麦を食べる。揚げたてのかきあげ、さくさくと小気味よい。
 店を出てから広町の森。どうやら午前中に「収穫祭」と言うイベントが行われていたらしい。どういうイベントだったのかは不明だが小さい子供を連れた家族がたくさん来ていた。広町の森の中の散策路はここ数年のうちに一気に整備された。今年は関東の紅葉の進みが遅いらしい。ヤフーのニュースに書いてあった。遅いのか早いのか判らないけれど、広町の森のメタセコイヤは上の写真のように、赤味を帯びた茶色には程遠いが、この黄色と緑の混じったような色合いも美しい。
 大榎には木登り遊びの子供たち。
 そのあと広町の森の中の鎌倉山に抜ける上り坂を上がって、住宅地を七里ヶ浜駅まで下る。江ノ電は満員だった。
 鎌倉駅に行き、カフェ・ロンディーノで珈琲。古書Kへ。Kは人懐っこい笑顔が優しいおばちゃんが店番をしていたが、ここ一年くらい前からだろうか、おばちゃんの姿を見なくなった。これといって具体的ななにかがあったわけではないのだけれど、おばちゃんが店番しているときよりもなんだか店にただよう雰囲気のようなものがぴりぴりしていて居ずらい。いつもならなんとなく一冊は買っていく本も買わずに退散する。
 同じく古書店のウサギノフクシュウへ。吉田篤弘の比較的新しくまだ文庫になっていない小説の本と森山大道の「光と影」の復刻新書版を買う。近くの踏切で電車をスマホで撮影している少年がいた。微笑ましい。