昼下がりの風


 竹芝のギャラリー916へ百々俊二写真展「A LIFE」を観に行く。観終ってから新橋に戻り、銀座の歩行者天国をのんびりと歩く。午後4時を過ぎているから猛暑も一段落したか、風も気持ちよい。シャネルの4階のギャラリーで荒木経惟写真展「東京墓情」にも立ち寄る。この夏は都内のあちらこちらで荒木さんの写真展が開催される。もうすぐ終わるこの写真展だけまず見落とさないように。そのあと東京駅まで歩く。
 銀座の歩行者天国でハンドパンのストリート演奏をしている人がいた。季節と時刻と場所によく合っているのんびりとした音楽。峯モトタカオさんという方だった。
 
 撮っているときにはけっこう気に入る写真が撮れている気がするが、帰宅してチェックするとろくでもない。

 百々俊二写真展の一枚一枚の力のある写真に魅せられているから余計に情けなく見える。やっぱり写真はモノクロにしないと力が出ないのではないか?などと思って、この上の写真をフォトショップで色を抜いてみたが、カラー前提で撮っている写真の色をちょちょいと抜いてもダメですね。深みがないことが余計にばれるんだな。

On the night when the moon sheds dew

On the night when the moon sheds dew