仕事の前の時間に京都駅の伊勢丹の大階段あたりを時間調整で周遊。平日の曇りの日で人があまりいない。すると寒そうで淋しい風景。
朝、ホテルの近くの前田珈琲でモーニングを食べました。老舗な感じで居心地が良かったな。そこも外国人観光客だらけで驚いたが。中国の家族総勢八人くらいの観光客がそろってホットドッグを食べていた。微かに聞こえた言語からたぶんフランス人と思われる老夫婦。夫人は赤いフレームの眼鏡。
常連らしきおじさんは新聞を広げて野球の結果を読んでいる。おばちゃん二人組、これから京都観光をどう回るか、地図を広げて作戦会議。あまりに行きたいところが多すぎて、ちょっと難しいね全部は。と、聞き耳を立てていた私はそう思う。
仕事が終わった夜の7時半、私も参加している写真同人ニセアカシアつながりの友人とバーに行く。四方山話で秋の夜長の話が進むが、では何の話をしたのかあまり覚えてないです。きっと秋にふさわしい話。でも秋にふさわしい話って何だろう?
冬に備えて、リスは集めたドングリのいくつかは食べずに隠す。隠すがその場所を自ら忘れてしまうらしい。そんな風に忘れられた話題。ドングリからは芽が出るが、忘れられた話題からは何が出るのか。
ひとつ、いま、思い出したのは、池袋の駅前の喫茶店で売っているケーキにまつわる昔話。いや、これだって肝心の昔話のストーリーは思い出せないや。