二宮

f:id:misaki-taku:20190324205435j:plain

 今日はさらに古い25mmF3.5のレンズを使ってみました。

 神奈川県中郡二宮町二宮駅周辺を散歩。徳富蘇峰記念館、果樹公園。街を見下ろす遊歩道沿いのベンチにおじいさんと孫が座っている。私にしては珍しくしゃがみこんで撮ってみる(大抵は立ったままのその視線で撮っているので)。そして彼らが見ていた風景がこの下の写真のようなところ。まだ新しい葉が出てきていない木々越しに二宮の町の家々の屋根と遠くの海がきらきらと光っている。もうひと月かふた月すれば、新緑が被い、遠くの町や海は見えなくなるんだろうな。暖かく快晴。子供たちが坂道を全力で駆け下りていくと、転びやしないかとハラハラするが、大人の感覚とは違い、彼らは怖いもの知らずで、誰も転んだりしない。遊具(下の下の写真)で飛び跳ねている子供たちの上げる歓声が渦になって、それは木々が揺れる音や、鳥のさえずる声のように、風景に溶け込んでいく。今日は何度もシジュウカラの姿を見かけ、声を聞いた。

 二宮駅近くの居酒屋のランチで、しらす丼を食べる。釜茹でしらすがたっぷりと乗った丼。味が付いているから醤油はかけずに、添えてある生姜を混ぜて食べなさい、という店の方の指示通りに食べる。淡い味。

 はじめて徳富蘇峰記念館に行ってみた。来年がオリンピックの年だからだろうか、常設展示とは別に、スポーツ界の人と蘇峰のあいだの書簡が展示されていた。前畑ガンバレの前畑選手の書いた手紙など。むかしの人たちはみな達筆だなぁ。もう花は散ってしまったが蘇峰の記念館には老木の多い梅園があった。梅は終わっていたが木瓜の花が美しい。すっかり伸びてしまった蕗の薹。水仙。たんぽぽ。来年は梅の花の季節に行ってみたいものです。

f:id:misaki-taku:20190324205706j:plain

f:id:misaki-taku:20190324205731j:plain

f:id:misaki-taku:20190324205810j:plain

f:id:misaki-taku:20190324205836j:plain