どこの駅だろう

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東海道線の進行方向に向かって左側の窓から後ろに飛び去って行く風景を、一応なにか気になる被写体を一瞬で見極めてはシャッターを押して、でもその場でその写りがどうだったかなんていちいち拘泥している時間はないから、すぐにまた次のシャッターに備えて車窓から外を睨んでいる。なので例えば30分電車に乗っているだけで多いときには100枚を優に超える写真を撮るから、どこをどう撮ったかなんてすぐに忘れてしまい、なので後日になり写真を見るときにはそれはもう、後ろに飛び去って行った風景を見ていたときと同様に初めて見るようなものなのだ。この写真は自転車に乗ったおじさんが一瞬見えてそれが理由でシャッターを押したと思うのだが、すぐに手前に柱とかフェンスが風景を遮ったからなにも写っていないと思ったのをかすかに覚えているが、偶然というかこうして写っていた。それでその写真をしげしげと見ると、写真の右端の家というか店舗にはゴリラの人形が壁に張り付いている。クリーニング屋の古い看板は錆びているが向こうに新しい看板が見える。駅の改札に続くらしい階段はずいぶんとその「幅」が広い。朝晩の通勤時間にはけっこうな人数の乗降客がいるのだろうか。一体どこの駅なのだろう?

いままでほんの四冊か五冊だけど、一冊1000円から分厚くても数千円でフォトブックが作れる某社のフォトブックサービスが9月で終了となるそうで、ラストセールをやっていることに気が付いたので、茅ケ崎や平塚や藤沢や鎌倉や大磯や逗子や、いわゆる世の中で「湘南」と呼ばれる場所で十年くらいのあいだに撮った大量の写真から百五十枚くらいを選んでフォトブックを作ろうかなと思いついた。そこで写真のセレクトを加速する(というのも数年前から漠然とそういうことをやってみようと思っていたので少しだけセレクト作業は始めていたのです)。

グーグルストリートマップからある一場面を選ぶことと、自分が撮ったとはいえもうずっと見ないでなにを撮ったのか、こんなの撮ったのか!すっかり忘れている写真からある写真を選ぶことは、選ぶという段階の行為において何も違いがない。

前週比60%くらいでコロナ陽性者数が減り始めました。どうしてこんなに急に減るんだろう、とも思うが・・・。きっと感染を拡げるスプレッダーとか言うんでしたっけ、そういう行動(マスクをせず手も洗わず大声で話して密になることをいとわない)をする人がいままで100人中5人いたとして、その5人が3人になって、2人がちょっと気にし始めた・・・・これで60%(5から3)だから世の中全体の残り95人とか97人とかの「ほぼほぼちゃんと行動している人」には行動の差が大差なく感じるけれど(なにしろ95:97なんだから差がわからない)きっとそういうことなんじゃないか?とか思ったりするがこんなのはなんの裏付けもない類推でございます。

レッド・ガーランドのニアネス・オブ・ユーのCDを含む7枚のアルバムを3枚のCDに突っ込んで安価に売っているボックスを通販で買いました。