オートバイ

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 本日もテレワークで、本日も外に出ず、いや正確には昼にカツカレーを食べたくなって近くのコンビニに行ってみたら、いつもはひとつかふたつ余っているカツカレーが売り切れていて、どうしたもんかと悩んだ末に、大阪お好み焼きというのを買って、でも全部食べるには多い(量もカロリーも)ので、半分だけ食べたのだが、そのときのコンビニへの外出だけで、ほかには外に出ず、よって運動不足は甚だしいし、写真も撮らない。なのでまた古い古い写真です。これは私が二十代後半から三十代にかけて乗っていた、ホンダのGB250クラブマンという250cc単気筒のオートバイの写真です。たぶん新製品で発売された初代をすぐに買ったんだったと思います。こいつの前にはスズキのGSX250Tという青いオートバイに乗っていました。いまはこういうネイキッドと呼ばれるらしい、むかしは当たり前の形だったオートバイは排ガス規制をクリアできず、いや、排ガス規制をクリアするための新規設計や設計変更を加えるとそこに掛けた金額分を超える利益が生まれる見込みが立てにくいってことだろう、どんどん生産終了になってしまっているらしい。昨年はヤマハのSR400がとうとう発売終了となり最後の受注がすごい台数になったと聞こえてきた。そんななかホンダは同じく昨年、GB350を出しましたね。このまえとあるガソリンスタンドの前を歩いていたらGB350(初めて見た)が給油のために入ってきて、やっぱりいい音してました。GB350はなんで排ガス規制で多くのネイキッドオートバイが生産終了になるなか発売出来たんだろう。東南アジアである程度の数量生産出来ているらしいからそれを背景にコストが成り立つのかな。

 この写真のGB250は結構クラシカルに見えるようこだわっていました。まずシートが純正のものから、たしかK&Hって言ったかな、メーカー純正からカスタマイズするためのバイクのシートを作っている会社というのか手作りに近い工房のような店で買いました。それからウインカーも、CB72タイプと呼ばれるこれもこの時代よりだいぶ前にホンダのバイクで使われていたデザインのものに変えました。さらにこの銀色のタンクの場合、サイドカバー(金色の月桂樹マークの印刷されているところ)も銀色だったのだけれど、わざわざ車体色が黒用のものを取り寄せて取り替えました。これは当時すでに販売終了となり人気車種だったCB40000FOURが赤いタンクに黒いサイドカバーだったところから、なんか黒にするとかっこいいんじゃないか?と思いついてそうしました。で、極めつけはやっぱりマフラーで、もっとラッパの形の純正のマフラーから、このキャプトン型と呼ばれるものにこれも自分で付け替えました。ちょっと真ん中が植物のガマのように膨れているやつです。ちょっとヨーロッパの古い単車風。でもこの取り替えたマフラーのせいで、純正マフラーよりも排気音はうるさくなってましたね。

 当時は、ツーリング日和の春や秋の晴れた休日になると、たとえば国道一号線の赤信号で五台くらいはツーリングのバイクが、車の横を抜けて停止線のところに溜まって、青になると一斉にまず単車がスタートしていったものでした。

 冬になると南関東でもジーンズの上に裏起毛のオーバーパンツを履いて、それでも寒くて膝関節が痛くなった。片岡義男のエッセイに、犬が舌を出して体温調節をするように、真夏のツーリングでは舌を口から出して風に当てながら走ると、すっかり涼しくなる、なんて書いてあったような(ずいぶん前の記憶だからでたらめかもしれない)、それで真似したけれど、身体が涼しくはならなかったと思う。あれはもっと長時間出してなければいけなかったのか?

 このホンダのバイクの前に乗っていたスズキのバイクで大雨の日に、フェイスシールドのないヘルメットを被り東名高速を名古屋まで走ったことがあって、ずっと、三時間か四時間かもっとかな・・・雨粒を顔面で受け続けていたら、なんだか顔が、つるつるになった。皮膚の表層の汚れがすべて洗い流されて美顔効果があったんじゃないかな。あのときは眼鏡もずっと雨に濡れっぱなしで、そんなのによく走ったものだと思いますよ。80年代のことでした。