快晴の土曜

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 快晴の暖かい土曜日。電車の車窓から外の景色を眺めていると、ここ数日のブログに書いているのと同じことの繰り返しのようになるけれど、もうおおかた花を散らした桜や、まだまだ満開と思える桜や、桃やハナズオウ、銀杏も新しい小さな緑の葉を芽生えさせ、これから葉が出てくる冬のままの裸木の枝すら明るい太陽光線を浴びて銀色に輝いていると冬の裸木ではなく春の裸木として枝すら暖かそう、そんな風に春爛漫が見えるのだった。だからたまに写真を撮りながらずっと外を眺めていることになり、それが楽しくて、電車の移動時間が読書時間にはならない。駅ビルのメンズファッションの店に気まぐれに入り、厚手の綿生地のカーディガンを試着するといい感じだったが、サイズMはホワイトしかなく、ホワイトは似たようなカーディガンを持っているので、ほかの色のネイビーかグリーンが欲しくなるが、それらのMは売り切れでLしかなかった。店員は他店の在庫を調べてくれて、千葉県のなんとか店にあるから、自宅へ配送可能とすすめてくる。けれど、ここはぐっとこらえて、買わずに済ませた。

 車窓に一瞬通り過ぎたカバーの被った車のある工場。1/1000秒のシャッター速度にして流し撮りをしてみる。次にまたどんどん車窓の光景が変化するから、いちいち撮影した結果を確認などできない。だからどんな写真を撮ったかもいちいち覚えておらず、こうして帰宅してPCモニターで写真を見たときに、あ、たしかにこんなところ撮ったんだった・・・と思い出した。この工場のこの場所で誰が何の作業をしているんだろうか。でもこの春の快晴の日の光を浴びた暖かなこの工場のこの場所で、休日ゆえに工場の日々のルーチンの業務とはちょっと違う、なにかの準備とか入れ替え作業とか本筋ではない依頼対応とか自己啓発業務とか、そういうことで、やれやれ今日も出勤かぁと思いながらも、ちょっとその「ルーチンでない」ことに楽しさを覚えたりする・・・そんな気分の日があったことを思い出した。いつもは大勢が出勤している会社に数人または自分だけしかいないので、それもまたちょっと休日らしくて、なんだろう、平日の会社とは違う、浮き立つようなところが少しだけあるのだ。写真の中には人がいない。そうか、昼休みになりどこかへ昼食を食べに行ったのだろうか。あ、もちろん上記のようなちょっとのんびり感のある休出と違って、日々のルーチンが本当に遅れてしまっていて、焦って焦って、頑張って頑張って、疲弊してもなんとかやりきらなくては!と思いつつの休出もあるわけで。そうだとしたらすいません。

 夕方5時より、私をいれて三人のおじさんが鎌倉駅に集まって、居酒屋へ行った。写真はホタルイカに蕗味噌。何を話したのか、もうあまり覚えていないし、思い出した話題もここに書こうと思うような内容ではなかった。身体や健康のこととか仕事のこととか。最近なにを買ったか?という話でひとりがラジオを買ったと言った。ラジオはスマホで聴けるけれど、SDカードに録音できるラジオで、深夜放送を深夜ではなくて録音したものをあとから聞いていると言う。最近、スマホで出来るからといって、スマホでやればいいじゃん、一台でなんでもできて便利だから・・・というのに対して、スマホの持っているとある機能だけれど、スマホ登場前のその機能専用機でやりたい、と言う感じのことが増えている気がします。

 明日の日曜から一泊二日。KYOTO GRAPHIE2022でたくさんの写真展を巡るべく京都へ行く予定。