明るくあっけらかんとした椿園

 茅ケ崎市にある氷室椿庭園で椿の花の写真をマクロレンズを使ってたくさん撮ってきた。なんとなくそれっぽい写真がたくさん撮れて、それはそれで楽しかった。月曜のことです。

 それで上の写真は、これからどの花を撮ろうかときょろきょろとし、あの花かな・・・と定めてそこに行き、マクロレンズを選び、こうやって撮ろうと思い定め……というそういう経緯の最初の段階の、私が見まわしていた光景に近いんじゃないかな。途中にこんなコマが挟まっていて、帰宅して撮ってきた写真を見ていたら、なんかあまりにマクロレンズで花はこう撮るべきというような、それっぽい写真が多くて、それはすなわちそういう撮り方をしようと自分で倣ってるからなんだけど、いざ選ぶときには冷静になって、そういうのはもうちょっと、すくなくとも一日置いてから、見直そうと思いました。

 それでまずはこの写真を選んだ次第。椿の花は、花が花ごと落ちるから綺麗じゃないとか品がないとか、子供の頃よく大人のそんな話を聞いていた。印象として、平成令和より昭和、ニューミュージックより四畳半フォークや演歌、村上春樹より川端康成、洋服より和服・・・な感じの椿のイメージ。私だけなのかな・・・この印象は。

 でもこの椿園に毎年のように行くようになり、そういうイメージの椿があるとともに(かつそういう椿も美しく)、明るく光り輝く花とつやつやした葉で、上記とは正反対の明るい印象も持っていることも知った感じです。素晴しい椿園。

 上の写真にはそのあっけらかんとした明るさが写っているだろうか。

 マクロで撮った写真をちょっと出し渋り、こんな屁理屈を書いてるわたしは偏屈なのか天邪鬼なのか、とりあえず雨男は決定済みですが。天邪鬼な感じなのはAB型のせいなのか、それとも理系のせいなのか・・・(笑)