二日前の日曜日に訪れた神奈川県平塚市の花菜ガーデンの落羽松です。この写真は1950年代のオールドレンズで撮っていて、いまのレンズと比べると解像度が低い、そうなると針葉樹の葉の細かい部分まで解像できない、解像出来ない結果、少しのっぺりとした緑になっている。なんだか、油や水彩で、色をぺたぺたと置いているみたいで、これはこれで面白いですね。解像度とか収差とか、最新のレンズは優秀だけれど、撮れる写真になにを求めるか?によっては、こういうオールドな描写の方が記憶を揺すぶるかもしれない、というところにレンズの面白さがありますね。
花菜ガーデンは広いから、薔薇園から撮り始めると、途中でだんだん疲れて来てしまいます。このあたりまで来るともう写真を撮るエネルギーもだいぶ奪われている。カラータイマーが点滅している感じ。だから一枚だけ撮ってあったけれど、落羽松の特徴である気根があったかどうか?を見極めることもせずにさっさと向こうへと歩いてしまいました。