デスペラード

 9月に予約していた手術後に半年ごとに受けている検査の通院に行くのを忘れてしまって予約を取り直しました。手術というのは2021年に受けた泌尿器に関するもので、予約した日を忘れるなんて、病院には申し訳ないことをしました。予約を取り直して、年末の今日、待合室でこれを書いています。待合室には60代70代、もしかすると80代のおじさんが私を含め七人います。廊下の椅子で待ってる人も何人かいるよう。みなさんぼーっと座ってる、あるいはスマホを操作してる。以前は院内での電子機器操作は禁止ということもありましたね。今はもうその貼り紙もなくなった。スマホというより機器側のノイズ対策が進んだのかな?この検査が年末になり、会社で費用を賄ってくれるがん検診も先週に受けてばかりで、かつ、30代頃からずーっと3ヶ月に一度、血圧を測り脈を診てから不整脈の薬を出してもらう、そのために通っている近所の循環器医院にも先週行ったため、たまたまだけれど通院が重なりました。がん検診では毎年恒例なのですが、胃カメラ検査をしました。そのときに鎮静剤を入れるために血管に注射針を入れるのですが、いかにも若くて経験の少ない看護師さんが、左腕の肘の内側で針を血管にいれるのを失敗し、次いで手首の内側でも失敗し、最後はしびれを切らしたのか、胃カメラを操作する検査医が左の手の甲に入れてくれました。まぁね、文句を言いたくもなる、今日もさっき血液を取りましたが、すんなり右腕の肘の内側で取りましたし、過去もこんなことは一度もなかった。今日は右にしたのは、がん検診のときの失敗で左は内出血で青黒くなってたからです。肘の内側も手首も。がん検診でなかなか注射針か入らなかったのは、別の理由、横臥した姿勢でやりにくいとか?あるのかな。新人の看護師が少しくらい失敗しても、それはしょうがない。これから経験を積めばいい。そういうこともある。でもね、なにも言わなかったのが気に食わないです。少し内出血するかもしれませんが大丈夫ですから、とかね、それくらい言えばいいのに。人と人のやりとりなんだから。とくに手首のときはあまりに痛くてずーっと痛い痛いと言う顔で訴えてたのに、こちらの様子に気を回すこともなかった。いやいや、それだって経験を積めば覚えて行くことなんだろう。まぁいいです。ネガティブなことを書き連ねても書く方も読んでいただく方にも良くないですね。その割にはずいぶん字数を使ってしまいました。

 この待合室では過去の洋楽のヒット曲、よく知られた曲を、ギターのインストルメンタル演奏で収めたヒーリング音楽がかかっています。いまはアローン・アゲインだな…この前はオーリアンズのヒット曲、なんだっけか、曲名は。そうだったダンス・ウィズ・ミーね。患者の年齢層に合わせてる?懐かしい曲ばかりだな。曲は次のルイ・アームストロングの素晴らしき世界に変わりました。さっきここに着いたときにはイーグルスデスペラードが流れていた。

 通院だけでなく、忘年会もたくさん。考えてみると誘われたものもあるけれど、言い出してるものも多いのですよ。若い人たちには迷惑と感じてる人もいるんだろうな、でもわたしは、若い人と話すのが好きなので、もちろん同年代と飲みに行き話し込むこともありますが、よく声がけしてしまう。ハラスメントにならないように注意してるつもりです。そんな通院と飲み会の隙間に、先日は横浜のぴあアリーナにモントルージャズフェスティバルジャパンを聴きに行きました。ハービー・ハンコックは85歳になり、そろそろ来日も最後だろう、と書かれた記事を読んだこともあり聴きに行ってみた。ハービー・ハンコックはショルダーキーボードで、演奏しながら飛び跳ねてました。年齢から予想して演奏家のパフォーマンスを観るというのは失礼だな、と思いましたよ。現役バリバリの上質な音楽をちゃんと聴く、と言う態度でのぞまないと失礼だな…と。私の好きなウェイン・ショーターのFootprintsも演奏された。ウェイン・ショーターは亡くなったけれど、ここに生きてるよ、と、ハービーは自分の胸を叩いてた。それから世界はひとつのファミリーだ、とも言っていた。10分かもっと、切々と平和について話してた。英語は苦手だけど、そう伝えたいんだなとよくわかったよ。僕にアグリーしてくれるかい?って聞いて、会場から拍手が起きました。

 以前このブログに、選挙で政治家を選ぶときに、目下の自分の暮らしが良くなるかどうか、自分に関する諸事情が改善されそうか、で見極めようとするけれど、実はいま一番気になるのは外交手腕とそのための人脈だ、と、書いた気がしています。今の子どもたちがおとなになる頃、戦争になってしまい、また、多くの命が失われるかもしれない。そう思うと憂鬱な日々でもあります。