ミニット・バイ・ミニットを聞いた


 昨日、自転車で相模川西岸を走ったあと、左足の足首がくじいたように痛い。原因として想定されるのは、最近買ったビジネスシューズが重いから、ということとか、自転車を漕いでいるうちに知らない間に随分と足首に負担がかかっていた、とかが思いつく。が、実は一番怪しいのは、土曜の昼ころに家でふざけていて、左足一本でつま先で立ちくるくると回れるものかと試していたらその軸足の左足が滑ってこけたことなのだ。なぁに、年末の某局のスペシャルライブの歌番組で、家族の某が夢中になっている某アイドルグループのN君が、ヒット曲を歌うときの踊りで他のメンバーより余計に一周回ったというのを「カワイイ」などと某が言っていて、それでふざけて真似をしてみたのだ。昨年なくなったマイケル・ジャクソンのビリー・ジーンだったかの踊りで、背中を軸にくるくる回るようなところがあって、この曲がヒットしてベスト・ヒットUSAとかで盛んに放送されていた当時(1980年代の前半)私は会社の寮に住んでいたのだが、同じ寮の友だちと廊下でその真似をしてふざけていたことを思い出した。そのときはどこもくじかなかったが、既に53歳にもなって馬鹿なことをするとしっぺ返しが来る。三日前の1月7日が誕生日だった。

 昨晩は借りてきたDVDで映画「私は猫ストーカー」を見る。私自身は猫も犬も特別に好きでもなんでもなくて、だから猫ストーカーの場面に特別な共感とかはないのだが、それはさておき、古本屋夫婦に起こるちょっとしたエピソードなんかは面白い。というわけで今朝もう一度見てしまった。

 今日は昼ころに、またもやカメラと文庫本を持って出かける。茅ヶ崎から電車で二つ目の藤沢へ。私は99%横しか撮らないのだが、今日は縦も何枚か撮って、その中に上の写真がありました。どこかの古いアパートの壁に立てかけてあった白い「ながしかく」の板。
 昼食に店名は忘れてしまったがホルモン焼きの店の昼のランチの親子丼を食べてから、藤沢駅周辺を一回り。撮影快調。もと特飲街の跡地にわずかに残るタイルの使われた連れ込み宿の建物なんかを久しぶりに見に行くと珍しく私と同じようなところにカメラを向けている先客あり。すれ違いざまにちょこっと会釈。

 快調なので江ノ電に乗って江ノ島駅で降り、でも江ノ島へは行かずに腰越商店街を歩く。腰越から再び江ノ電に乗り、七里ガ浜へ。TVドラマ俺達の朝、の始まりの場面なんかでも使われていた(引用が古い!)七里の駐車場で、浜辺を見下ろして写真を撮る。その後国道沿いのコーヒーTARO'sで休む。ここは大型バイクに乗っている方々の御用達みたいな感じでいつもバイク野郎(主に中年)がいるのでなんとなく入ったことがなかった。でも被写体(建物とかバイクとか窓から見える店内の客とか)としてはもう二十年以上もこの前を通ると撮ったりしていた。初めてはいる。椅子の高さに対してカウンターが高くて自分が子供みたいに思える。たっぷりのコーヒーは美味しい。

 稲村ガ崎は海に沈む夕陽を写真に撮るべく集まった人々が並んで三脚を立てて日が沈むのを待っている。高価なレンズがずらり。早々に退散。海沿いを由比ガ浜まで歩き、そこから鎌倉駅までも更に歩いて帰ってきました。足首はまだ痛いけれどかといって悪化はしていない感じ。


(七里の駐車場にてこれから海に入るスキンヘッドのかっこいいサーファー。サーファーもベテランが多くて実はおじさんがたくさん)


(今年の私の年賀状もこんな感じで砂浜に遊びに来た人が散らばっている写真を使いました。この散らばり方に妙味の出る一瞬がいいのですが、さてこれはまずまずってところかな)


由比ガ浜の夕方ののっぺりとした感じはとてもよかった。冬とは言えやっぱり湘南は暖かかった)

Minute By Minute (24 Karat Gold Disc)

Minute By Minute (24 Karat Gold Disc)

TARO'sで、FMラジオからドゥービーズのミニット・バイ・ミニットが流れてきた。なんだか決まりすぎ。