はてさてどこだったか


 昨日のブログはタイトルに「あせっている」とか書いていながら、本文にそのタイトルに相当する記載がないのだった。きっと、なんだかいつも何かに追われているような気分で、もっと肩の力を抜いて心の余裕を持ちたいものだ、なんていうことを書こうと思ったのだろう。でも書いているうちにそんなことも忘れたに違いない。

 今日は11時半に藤沢駅で名古屋から上京してくる亞林さんと待ち合わせ、江ノ電江ノ島、湘南堂でパンを買って、それを歩きながら食べて、腰越商店街→腰越漁港→腰越から江ノ電で七里ガ浜→海→江ノ電で稲村ガ崎から由比ガ浜→ラ・ジュルネで遅い昼食→鎌倉文学館→長谷の海→こうひい屋3番地→長谷より江ノ電で藤沢、と言うコースで散策。
 ジュルネにて、今日はどこを歩いて来たのですか?と聞かれて、はてさてふらふらといろんなところに寄ってきたせいか、すぐにここぞというところが出てこない。はてさてどこだったか?なんとか思い出してから七里ガ浜と答え、しばらくして腰越も、とか答えている。鎌倉ナムル丼に添えられたふきのとうの天婦羅が美味しい。

 昨日のブログで加賀乙彦の短篇について、アポロンの島にユーモアを加味した、とか書いていて、それを今日読み直してどうもひどく安易で適当だな、と自分で嫌になる。その短編集の一編目を途中まで読んでいるが、小説の中では犬に襲われることに恐怖することに異様に敏感になった男が右往左往していて、その異様さがおかしい。小島信夫の感じもあるのかもしれない(なんて書くとまた後日になってい嫌悪感にさいなまれるかもな)。

 上の写真は、長谷の住宅街の街灯です。
 下の写真はジュルネのナムル丼です。美味しいです。