海賊盤 追記


26日のブログにザ・バンドの「海賊盤」のライブCDに、まあ簡単に言えば「感動」してしまったと書いた。それは聴衆の中にいて聞えてくるであろう、ノイズも含めてそういうライブ感が溢れていた。でも、よくよく考えてみると、そう言う風に「感動」出来たのは、そこで演奏される曲や演奏しているミュージシャンのことを既に良く知っているという大前提があるからだろうな。その結果、家庭用ビデオで撮られたり録音された私的な映像を家族周辺の者だけが飽きずに楽しめるのと似たようなことになっていて、たぶん、ザ・バンドを初めて聴く人がこの「海賊盤」から聴いたら、あたりまえだけど「感動」などしない。と、こんなに文字数を使って、ずいぶん当たり前のことをうだうだと書いてしまっているな、と、若干の自己嫌悪。

 29日から年末年始のお休み。

 写真、どこの駅だったかな。。。