京都へ


 25-27日で京都に行ってました。
 さっき(27日夜)帰宅しました。で、ゆっくりじっくりブログを書くことが今晩のところは無理そうなので、とりあえず一枚だけ、25日の写真を上げておきます。(そのうちテキストも更新します)
 地下鉄一日乗車券を買ったので、元を取らなくては!という思いに駆られて、いつもなら歩くようなところも地下鉄に乗っていた・・・かもしれない。


3/2追記)
 さて、2/27に上の写真をアップして、そのあと月曜から水曜まで平日のサラリーマン生活を概ね淡々とこなしつつも、一体全体写真を撮っている自分って何なのか?という青臭い悩みにはまってしまった感がある。というのは、なんで京都から帰って、ブログにアップするのに選んだ写真がこの地下鉄の写真だったのか?という自問から始まっている。なんでなのか?
 このブログにも、(かっこつけちゃってさ!)既存の写真尺度に染まらない極北を目指せみたいなことを書いて、今日の私がそんなことを書いたり言ったりしている昨日の私に向けて「ケッ!」とか言いたい気分。
 既存の尺度によらない尺度などあるのか?自分がこの写真を選んだその尺度はでは何から来ているのか?そもそもなんでここを撮ろうと思ったのか?さらになんで写真を撮るのか?等々・・・
 別にこの写真だけに限らず、いままでこのブログに載せてきた写真全てにそういう疑問を投げかけたときに、果たしてそこに、自分がやっていることなのにも係らず、何かのちゃんとした答えが用意できる写真が一枚だけでもいいからあるのだろうか?
 とか、なんとか考え出すと、何一つ判らなくなってしまうのでありました。困ったなあ・・・

 25日。9時すぎ京都着。地下鉄一日切符を購入して四条へ。コインロッカーに荷物を入れてからカメラをぶら下げて今出川へ三駅北上。そこから散歩を開始。喫茶静香で珈琲とトースト。更に歩いて、北野天満宮。梅祭でにぎわう。参道や境内には骨董屋を中心とした露天商が並ぶ。何も買わなかったが、古いカメラや、60年代に北欧向けに作られた北欧テイスト日本製マグカップや、錆びたブリキのおもちゃや、なにやらかやら。そこに誰か友人の髭のおじさんでもいて「買うんですか?」とか「買ったらどうですか?」とか囁かれていたら買ってしまっていたかも・・・。
 その後「おじさんの京都」とかいう本に載っていた千本釈迦堂近くの「ひだまり」という店に寄ったら、おじさんどころか女性客ばかり。一瞬たじろぐが、入店し、カレーを食べる。きのこと大根のカレー。おじさんは目がしょぼしょぼするから暗い店内では目の前に置かれたカレーがよく見えない。手前から食べだしたら、手前がライス中心エリアで、向こう側がルー中心エリアだったことに気付かないまま食べ進む。それで気付いたあとには、少量のライスで大量のカレールーと大根を食べることとなる。削り節が載っていた。
 更に歩く途中、とある店で手にしたちらしで楽美術館が近いことを知り、路地を折れて南下・・・あ、その前にスポーツの神様を祭ってあるとかの神社に寄ったのだった・・・。楽美術館のあと、更に南下しているうちにブックカフェことばのはおとが近かったことを思い出しそこで昼下がりの珈琲を飲んだ。棚にあった文庫本から豊島ミホの「青空チェリー」を手にし、表題作だけを読んだが、ラブホを覗く女子の話でびっくらこいた。
 京都御所の横に出て、これはもう相当疲れてくるが、どうも一人だと歩き続けてしまう。丸太町から四条まで戻り、そこから再びてくてくと。現代美術館で木村伊兵衛展を見学。ギャラリーズギャラリーのレトロビルに寄ってから、新風館まで行き、そこで家族のMとSと合流したのでありました。