新しい町


 JR東日本の神奈川県内の東海道線くだり、藤沢駅から辻堂駅に向かって進行方向の左側、すなわち南側の、何年か前までP社の大きな工場があった広い土地が再開発されている。辻堂の湘南T-Siteはその敷地の端っこにある。
 このまえ藤沢駅の北口近くにあった某カメラ店に久々に行ってみた。店構えはあまり変わっているようには思えなかったが、店内に入ってびっくりしたのは、私がそのカメラ店に行く目的だった中古委託品のカメラやレンズがずらりと並んでいる棚がすっかり消えてしまっていたことだった。
 藤沢の南口にあるOPAの上階にあったタワーレコードは11月末で閉店した。
 店に並んでいた沢山のカメラやレンズはどこへ行ったのか?店に並んでいた沢山のCDはどこへ行ったのか?たぶん同じ系列の別店舗へ持って行かれたのだとは思うけれど。
 フイルムの中古カメラやCDがデジタルカメラミュージックデータに置き換わったからそういう店が消えていくのは理由が納得できる。
 そうじゃないとき、一般的な理由ではなく偶然の街の変化の中で、個人から見たときにその店がそこにあることに街歩きの「親和性」とでも言うような役目をしていた店がなくなることがあると、もっとがっかりする。
 ところでこのどうでもいい文章はなんなん?書いていても全然面白くないしこれを書かなきゃと思ってもいない。ただブログに文章を書き添えるべきという使命のような。