三日月

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2019年に撮った写真およそ22000枚。読んだ本73冊。大晦日、終日年賀状作成し、午後7時頃に茅ヶ崎郵便局本局に投函に行く。今日は最高気温が約20℃となる暖かい大晦日。しかし郵便局まで歩いた時刻にはすでに気温はどんどんと下がっていた。人通りが少ない。例年より年末年始にちゃんと休もうよ、といった社会的な雰囲気のせいか、早々に店じまいをしてしまった店も多いのだろうか。郵便局のあとに茅ヶ崎駅ビルラスカ一階の食料品売り場に寄ってみたら、そこだけが混んでいて、八百屋も魚屋も長い列が出来ていた。大好きな芽キャベツを買っていこうか、それをソテーしたり茹でてマヨネーズをかけて食べようか、と思ったが、長い列を見てあきらめた。

日が暮れたころに空を見上げたら三日月が空にかかっていた。夕焼けの雲と一緒に望遠レンズで写真を撮った。この数十秒後にはもう雲の紅の色は消えて行った。

今年最後に読了した本は「人ノ町」という本だった。若い作家の近未来(いやだいぶ未来)を舞台にした連作短編で、これがとても面白かった。人の社会の幸福な在り方というのは何なのか?ここまで広範につながり、様々な情報が行き交い、隠れ蓑がなくなっていく世界に、人類はいつか疲れ果てるのかもしれない。退化が進化の選択のようなことの可能性を考えさせる本だった。

今年一年、ありがとうございました。そして、ベルマーレ、J1残留出来て良かった。

人ノ町 (新潮文庫nex)

人ノ町 (新潮文庫nex)

  • 作者:詠坂 雄二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: 文庫