通り雨

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午前、ベッドに寝転がって村上春樹の新しい短編集を読みながら、ふと外を見たら久しぶりの青空が見えた。そこで雨雲レーダーを見ながら、いまなら濡れずに済むぞ、と言う昼頃に家を出て、茅ヶ崎の海側、国道134と並行に街の中を通っている通称「鉄砲通り」沿いにある鰻の店に自転車で行ってみた。うな重竹3950円だった。雨雲レーダー通り、うな重を食べているあいだにものすごい雨がやって来た。食べ終わっても雨がやまないからしばらく店内でお茶を飲んで時間をやり過ごした。幸い、満席にはなっていなかったので、食べ終わったあとに雨宿りをしていても構わないのだった。12:50に雨が上がり、今度は強い日差しが降り注いだ。店を出る。私の自転車のサドルは皮製なので水を吸ってしまっているから、またがるとパンツのお尻が濡れてしまうだろう。そこで自転車を押して海まで歩いて行く。濡れたアスファルトに日が当たり、湯気(で言うのかこの場合?)が立ち、たちまち町が乾燥されて行く。それでも住宅地の庭にある木々の葉は水滴を乗せてキラキラと光っている。まだ緑の固い夏ミカンの実が生っている、その実にも水滴が光っている。雨上がりの夏の光に照らされた町は美しかった。

そのまま海に行くと、すぐにまた雨雲がやって来た。雨粒を写すときにフルサイズのカメラに50mmとかを付けているならばたぶんストロボを光らせると目の前の雨滴が大きくぼけながら光って写るのだろうそれが画面内にいくつも、丸く白く写るのだろう。でもコンデジでどうすればいいのかよく判りませんでしたが、一応ほとんど使わないストロボを光らせてみる。これらの写真で雨粒が写っているのはストロボの効果なのかがわからない。ストロボの光っている時間は極めて短いから雨粒は点に写るのではないだろうか。だとするとこの上の写真の雨は上下方向に点ではなく上から下に降る軌跡が、その長さは短くても点ではなく写っている。ストロボの光る短時間でも雨粒はこれだけ移動するのか?そうではないとすると、この雨はストロボとは関係なく写ったのだろうか。よくわからない。けどこんな写真が写っていたってことです。

梅雨はいつまで続くのかな。明けたら明けたで今よりもっと暑くなり、最高気温35度とかね、それはそれで参ってしまうんだろう。こうして四季を越えて生きているわけだけれど。コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に夏には勝手に退場していただけると言う期待を冬や春には願っていたが、どうやらそうではないようですね。