真昼に

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いつも夜に歩くことが多い、自宅から北方面への散歩コースを今日は正午頃に歩いてみる。暗いときに感じることと明るいときに感じることはもちろん違うだろう。暗いときに撮りたくなる場所と、明るいときに撮りたくなる場所は違うだろう。違って当たり前だと思う。

ところが実際に歩き出すと、撮る場所がそれほどは違わない。これはどういうことなんだろうか。全体の光や影や雰囲気よりも、結局はそこにある具体的な被写体に対して、それが夜だろうが昼だろうが、惹かれるということがあるに違いない。

歩いていると、戸建ての住宅の庭や、農家の方の大きな家の庭に、かんきつ類が生っているのをたくさん見かける。夏ミカンのような大きな実もある。柚子もある。金柑もみかける。なんと檸檬もあった。

小学生のころ群馬県前橋市に住んでいた母方の祖父母の家に夏休みに遊びに行くのは楽しみだった。暗くなってから暗い道を歩いて果物屋に行くと、そこだけ明るい店先にさまざまな柑橘類が並んでいた・・・という記憶があるが、多くの柑橘類は冬が旬だろうからこの記憶はなにか混同があるのではないか。なので夏ではなかったかもしれない。冬休みや春休みだったのか。そこにさまざまな柑橘類が売っていて、祖母から、ざぼん、甘夏、ネーブル、オレンジ、などという名前を教わった。教わったあとは「蜜柑」は「普通の蜜柑」になった。

私の子供が小さいときにウルトラマンに夢中になってビニール人形をたくさん買ったものだ。ウルトラセブン・・・みなウルトラなんちゃらっていう名前だ。子供は初代のウルトラマンを「普通のウルトラマン」と呼んでいたな。