気配が怖いこと

f:id:misaki-taku:20211017111801j:plain

最近は、夜に原因のわからない物音が聞こえて家に何かが迫っていると思ったり、暗い道を歩いていて後ろに人がいるような感じになったり、そういう気配におびえるようなことが全然なくなってしまったけれど、というかもう二十年も三十年もそんなことはなくなって久しいけれど、それはそんな恐怖するような理屈のわからない出来事なんか発生しないと思うようになってしまったのか、本当にそういう気配があるのに感応できなくなったのか、どっちかわらかない。きっと荒唐無稽に限らず、なにか物語を作る(妄想をたくましくする)ようなことが出来なくなっていると思う。いや、そういう妄想をすることが自然に頭のなかで起きていたのが、起きなくなっていて、恣意的にそういう物語を考え出せ、と言われれば、なにか捻りだせるのだろうか。