チョコミントラテ

 ときどきメニューを見て、これ!と決めたものが出されたときに、ちょっと驚いてしまうことがありますね。「かっこ、笑い」というところでしょうか。居酒屋で言えば、日本酒メニューがずらりと並んでいるとして、そのなかである一つをエイヤッ!と決める(店の人にいろいろ聞けるときは聞くけれど、そういう状況にないときには)。すると、どぶろくのように白濁してとろりとした生酒が出てきて、びっくりしたこともありました。せいぜい日本酒換算100mlくらいしか飲めないので、飲み会に行って、皆が「まずはビール」と、ジョッキを飲むときに私は飲まないか、ノンアルビールを選ぶ。そこでビールを飲んでしまうと、それだけでその日の飲酒可能アルコール量はもう限界に達してしまいます。なので、日本酒も一種類で1合(出来れば0.5合)がせいぜいなので、ここは慎重に選びたい。ほとんど飲めないのに日本酒が好きだという矛盾・・・。でもそういう体質だから「白濁してとろりとした生酒」はさすがにすぐに酔ってしまうんじゃないか・・・と警戒しきり。以前鎌倉の某居酒屋で飲んだ「生酛のどぶ」は、名前に「どぶ」が付いているから、そういうものだと判ったうえで、一緒にいた酒豪に残りを飲んでもらって、本当に試飲程度(猪口に一杯)を飲んだ。だけど別の居酒屋でエイヤッと頼んだ「妙の華」は、なんだろう「妙」という字の印象が自分勝手だけど澄んで美しいということだろう、すなわちこれはきっとキレのいい淡麗辛口な感じと思い込んだうえで「白濁してとろりとした生酒」が出てきたので驚きました。しかしこれも酸味が効いて、米の香りも立ち、美味しかったわけですが。

 注)調べてみると「妙の華」銘柄にも多くの種類があって、殆どはわたしが飲んだタイプのものではないようです。

 チョコミントラテと検索すると、この写真のチョコミントラテは、典型的なそれ(見映え)らしい。本日、鎌倉のとあるカフェで、その店のシステムはスタバ同様まず入り口付近のカウンターで飲み物を注文し、お金を払い、出来上がるのを待ち、受け取ってから席に着くというもの。その注文のときに示されたメニューの紙に並んだ飲み物の名前のなかで、ふと目に留まったチョコミントラテを注文したのは私自身だけれど、どういう見た目のものが出てくるのかをなにも想像しておらず、見た目はカフェラテ的な?そこにミントチョコでも乗っているような?程度の適当な予想をしていたかもしれない。数分して出来上がったチョコミントラテを受け取りにいったときに、これを見て、なんだかすごく嬉しくなってしまいました。えっ!そうなの、青いのね、そうか、まぁ考えてみれば、そうだよね・・・といった感じでふつふつ嬉しくなる感じ。それで店が空いていたこともあり、ちょっと頑張って撮ってみたのがこの写真。それから食べて(飲んで、かな)とても美味しかった。

 こんな風に、カフェでコーヒーではなく、なんちゃらラテ系のを飲むのに抵抗がなくなったというのかな、そういうの横目で見つつも、私はブラックコーヒーでいいんです、とコーヒーばかりを飲んでいた状況から、横目で見つつではなくそれを飲むようになった。するととても美味しいことに目覚めた昨今のじじぃでありました。