12月29日は隙間の日?

 先日、50年代のライカスクリューマウントのキヤノン28mmをメルカリで買った。マウントアダプターを介してライツミノルタCLにくっつけ、最近発売された中華ブランドの28mmの外付けファインダー(これはアマゾンで買った)もカメラに装着して、鎌倉の七里ヶ浜由比ヶ浜に行って撮ってきた。フイルム二本撮り72枚か・・・一緒に持っていた1インチセンサーのデジタルカメラで、上の写真含めて500枚弱撮ったから、フイルムカメラで写真を撮ってきた、というよりデジカメでたくさん写真を撮ってきて、ついでに少しだけフイルムカメラも使った、という言い方の方が正しいようだけれど、気分はフイルムカメラ主体の散歩なので、枚数と気分はミスマッチしている。

 昼に鰤の刺身や生牡蠣と一緒に、鳳凰美田100ccを飲む。そのあと、少し歩いたあとに入ったカフェで、ミントラテホットを飲みながら藤本和子著「イリノイ遠景近景」を読み進むが、お酒を飲んでしまったせいですっかり眠くなり本が進まない。

 なんとか眠りをやり過ごし、一時間半ほど読書をしてから、農協のレンバイを一回りして、上の写真を撮った由比ヶ浜の滑川河口へ。こういう写真、砂浜に大勢の人がいる写真をこのブログにも過去何枚も何枚も載せてきた。繰り返しマンネリパターンですが、マンネリってことはそれだけリピートしている好きな場所であり好きなタイプの写真だということなんだろう。今日の南関東はぽかぽか暖かい。大晦日は31日。その前日の明日の30日は世の中なんとなく慌ただしいだろう。昨日までは会社があった。そう考えると、今日12/29はなんとなくぽかんと間にあるのんびりすべき日なのかな、それにふさわしい天候だった。いや、そんなことのんきに言うべきではなく、私の場合部屋の片づけとかいろいろ、本来はやらなくてはいけないことがあるわけだが。積読本タワーは増殖中だし。

 夕方、NHK映像の世紀・バタフライイフェクトシリーズの「世界を変えた愚か者、フラーとジョブス」をたまたま見たら、Stay hungry , stay foolishという言葉に、打ちのめされた感じになり、感動して涙が出てきた。70年代に「全地球カタログ」って宝島社だったかな、日本版も出ていたし、いまはもう持っていないけれど、一冊持っていました。その最終号に書かれていた言葉をジョブスが死の数年前の講演で引用したそうです。バックミンスター・フラーのことは知らなかった。宇宙船地球号という言葉を最初に言った人で、いまはもう廃止されたけれど、富士山のてっぺんにあった観測所のドームは、フラーが提唱した三角形の骨組みによって軽くかつ強度のある構造、ジオデシックドームだったってこともはじめて知りました。その富士山が、今日は鎌倉からきれいに見えていた。