早春の夜遅きモンブラン

 昨日に続いて、常磐線の車窓写真。常磐線に限らず日本の風景。それにしても、私の上空はいつだって曇っていて、はるか向こうは明るい。ロックバンドのトラビスの雨歌と言われる曲がありましたね、どうしていつだって僕だけに雨が降るんだ・・・

 この写真にはよく見るとひとりの人があぜ道というのでしょうか?畑を区切る細い道を歩いているのが写っている。電車が広い田畑を見渡せるところを走っていると、こんな風に、一人であるいは二人くらいで、冬の田畑にいる人が見える。散歩なのか?なにか冬の田畑にもやるべき養生があってその仕事に出てきた農業の方なのか?それとも、どこかへ用事があって歩いている人なのか?そんなことはわからない。それぞれの日常に属することで、たまたまこの時刻にここを歩いている人がいる。当たり前でそんなこと考えることはないわけだけれど、日常のなかでふと思いついたときにあぜ道を歩くことになんのお咎めもない自由、といった当たり前の自由が大事。なんてちょっとおおげさかもしれないことを考えた。

 この茨城県への出張の日は、出張先の方に特急の停まる最寄り駅まで車で送ってもらったのだが、特急の発車時刻まで10分を切っていて、駅のニューデイズ(JR系列らしいコンビニ)にちょっとだけあった地元のお菓子を会社へのお土産で慌てて買っただけで電車に飛び乗った。ところがそこから二時間以上かけて茅ケ崎まで戻ると、改札の目の前の駅ビルラスカの入り口前の特設コーナーが茨城県フェアだったから偶然にびっくりしてしまった。そして帰ってきた茅ケ崎でさっきまでいた茨城県のお土産を選んでみる。栗といえば長野の小布施のように思うのだが、茨城県も栗のお菓子が多いようだった。ついついモンブランをひとつ買ってしまう。夜の22:30になって買ってきたモンブランを食べた。夜遅く食べるのは良くないんだけど・・・たまには良しとしましょう。

 早春の夜遅きモンブラン