目覚めるときだから旅をする

 車を運転してるとあちらこちらに紫陽花の花が咲いているのが見える。今年は紫陽花の花をゆっくりと見ることがないままに季節が過ぎるのだろうか。写真は4年前、4年前というのは、コロナウイルスによるパンデミックが起きる前年で、葉山の小高い場所にある公園から、望遠レンズで相模湾を撮ったものだ。この写真を撮った公園にはたくさんの紫陽花が咲く。写真を撮った順に見返すと、紫陽花を撮り、こうして海を撮り、また紫陽花を撮ってあった。2023年の6月に2019年の6月の写真を順番に見て行ってこの上の写真が出てきたときには、少し驚いた。海の上に、釣り船やカヌーやスタンドアップパドルボードやディンギーやヨットやウインドサーフィン、大勢の人が遊んでいる。こんなに大勢の人が海に出ているものだったのか・・・今年はこういう光景が戻っているのかもしれないが、コロナウイルスに皆が警戒していたこの三年のあいだに、これだけの「密度」で海で遊ぶ人を見たことはなかったんじゃないかな。だから写真がモニターに映った瞬間に驚いたのだと思う。

 今日(というのはこの文章を書いた13日の火曜のこと)の昼間は久しぶりに日がさしていたようだが、在宅勤務で一歩も外に出なかった。明日14日に雨が降らなければ、昼休みにでも、会社の隣にある、たくさん紫陽花が咲く公園に行ってみようかな・・・と、まさに「今」これを書きながら思ったのでヤフー天気で調べたら、明日は朝の6時から雨が降り始めて、ずっと降り続くという予報だったから、その計画は難しそうだ(傘をさしてまで行くつもりはないから)。

 話変わって、今週、吉田拓郎の「今はまだ人生を語らず」のCD、完全復刻とうたってある、を買った。一曲めの「ペニーレインでバーボン」に、発売当時(1974年のアナログLPレコード)にはなかった自主?規制で、いまは使わないように気を付けるようになった「×××さじき」という言葉が歌詞にあることを理由に、しばらくCDが出ていなかった。それがどういう判断で再発になったのかはわからないが、昨年の12月に再発されていた。それに今になり気が付いたのでポチっとした。

 高校三年生のときに受験勉強が進まず、かといってどこかでストレスを発散する運動をすることもせず、ただ自宅で気分がトゲトゲイライラしていた日に、音量を上げて、この曲と次の「人生を語らず」をヘビロテして、一緒に怒鳴るように歌った日があった。今日のブログのタイトルは「人生を語らず」の歌詞からです。