買って良かったもの、買い過ぎてしまうもの

 台風一過の快晴とはなかなかいかないのは、通過した台風の南東側に東海や関東地方が位置しているからなんでしょうかね?晴れたと思うと短時間に豪雨が通り過ぎていく。道端の名も知らぬ木の葉も水に濡れて艶やかに光っていました。

 築30年以上のマンションの北と西に面した角部屋の自室は北も西もベランダがなく、室外機が置けず、そもそもこの部屋だけはエアコン設置用の電源やダクト穴もなく、30年以上に亘り、昼間は通り抜ける海風と、凪になれば扇風機で夏を過ごしてきました。湘南は東京よりだいたい3℃くらいは気温が低いので、なんとかなっていた。だけどここ数年の真夏の昼間の気温の上昇で、それでは暑さを凌げなくなり、ここ数年は隣室や居間のエアコンをフル稼働させ、扇風機で冷気を自室まで導くような対応をし、なんとか暑さをやりすごしてきました。今年は6月頃に、ポータブルエアコンというのをとうとう買ってみた。あまり評判は良くないですね。なかなか冷えないとか、電気代が高いとか、うるさいとか。だけど窓に排気ダクト用のプレートを取り扱い説明書通りに配置し、本体からそのプレートにあいた穴までなるべく短距離でダクトをちゃんとつなげば、冷風モードもしくは除湿モードで32℃の部屋は28℃以下までちゃんと冷えるので、音は少しうるさいけれど(テレビの音量20で聞き取れていたとすると、それを30にするくらい)これはもう本当に買って良かったです。5万円弱。電気代を考慮すると普通のエアコンを買った方がいい、というコメントもネット上には見かけるが、上記のように普通のエアコンが設置できない状況なのでそんな選択は不可能ななかで、これは最近買ったものでいちばん良かったです。命が救われた感じ。

 一方わたしが買い過ぎてしまうものはTシャツとバッグです。使えるという基準でもったいないから取っておくというのは、整理したいという思いに対抗する最大の敵対的思考で(笑)、本当は使えても使わないのであれば処分すべきだし、あるいは使えるものを持っている以上、買い足さなければいい。でも使えるから使い続ければいいという考え方には、やはり流行とかお気に入りとか嗜好とかの余裕が欲しくなるから、全部それだと嫌だ。その発露がとくにTシャツとバッグに来てしまうんだろう。

 と、とっちらかっているうえに積読タワーが林立し、バッグが積まれている自室を眺めながら、少しは整理をしたいと思いつつも先送りしている。