二人展(イラストと写真)の搬入報告

 旅先にいるとスマホで撮った写真を扱うのがいちばん楽チンで、そしてスマホで撮るのは概ね記念写真と食べたもの写真になります。街角スナップをスマホで撮るのはけっこう面倒だと思う。数年前に観たスイスの写真集出版社シュタイデルを追ったドキュメンタリー映画で、写真家のジョエル·スタンフィールドだっけかな?ドバイでシャッター音を消したアイフォンを使って、スマホで別の操作をしているように装いながら街にいる人の写真を撮っている場面があったけど、写真家は歩きながらってわけではなかった。(今の日本だと糾弾されかねない、盗撮とか言われちゃいますね。もし木村伊兵衛がいまの時代にいたら、すれ違いざまの撮影に「粋なもんです」なんて言ってられない……)

 という言い訳で。写真はレトロ喫茶として有名になってしまった、先程、昼下がりに店の前を通ったけど、外国人の長蛇の列が出来てましたが、河原町三条ちょっとだけ下るの六曜社のモーニングです。トーストは、バターかマーマレードかを聞かれます。私は後者にしました。ゆで卵のひびは付けてくれてるのかたまたまなのかな?凄く剥きやすかった。トマトジュース付きにしました。店の中は声高な中国語、その次に聞こえるフランス語。私のすぐ隣に座っていた日本人カップルもずっとなにやら話していましたが、日本人の声の大きさはぎりぎり相手に聞こえるくらいの大きさで、それ以上の大声にはしない、という風でした。

 いや、だけど昨日入った某カフェでは大阪弁のおばちゃん二人が店中に聞こえる声で、誰かの悪口をずーっと話してたから、六曜社における声の大きさ順位がイコール一般的な国別順位というわけでもないのだろう。だけど割合として、日本人は、大阪のおばちゃんは別として、静かな感じですかね?違う?

 このトーストを食べたあとの正午から、すぐ近くのメディアショップギャラリーという場所で、イラストの江指さんと、私の写真による二人展の搬入掲示の作業を行いました。12〜17時の5時間、立ちっぱなしでかなりの疲労。このブログは帰りの新幹線で書いています。会期は明日から5日です。私の在廊は、数日前のこのブログに書いたように、基本は4と5日です。5日は昼前後は抜けてるかもしれません。下の写真は展示の一部です。展示枚数は約20です。日によってオープン及びクローズの時刻が違います。