やはり雨

 京都三条のメディアショップギャラリーで昨日まで二人展に参加していて、その作品を段ボールに詰めたものを今日の11:00に佐川急便で自宅に送り、これで撤収含めて、完全に終わりました。そしてせっかく京都に来たからと、もう一泊、明日まで観光の予定でおります。それにしても笑えるのは、更に言うと自虐的に笑ってしまうのは、私の雨男ぶりで、一緒に展示していた友人と別れ、一人きりの自由時間になった途端に雨が降り始めました。雨男、健在!降臨とか参上とか言うのかな?

 午後6時すこし前からアップリンク京都でフィンランドの建築家アアルトの記録映画?を観ました。写真は映画館に向かう途中に渡った烏丸御池の交差点。向こうに写っている、入口が緩やかにカーヴしているビルはアーバネックス御池ビルと言うそうです。95年に建ったビル。90年代なんかちょっと前なだけ…と感じますが、95年からもう28年も経ってる。

 昨日までやっていた展示会場で、友人が同世代にとって懐かしい邦楽曲を流してたのですが、その中にオフコースの「愛を止めないで」があって、当時、シングルレコードを買ったのを思い出しました。ラブソングの歌詞に出てくる暮らしの道具とでも言おうか、それは時代とともにへんかするから、電話や公衆電話、ポケベル、ラジカセ、なんかが出てくると、古い曲だなぁ……と思ってしまいますが、こと恋愛の気持は、変わってるところもあるでしょうが、あんまり変わりませんね。

♪愛を止めないで、そこから逃げないで、♪

というような気持ちは電話機と違って、いまも、この夜にも、そう叫びたい、伝えたい、人はいるだろう。

 で、話変わって映画を観てきたアアルトなんですけどね、建築の形が単純ではなくどの作品にも流動性を感じるのは、自然との関わり方にリスペクトがあるんだろうな、それは日本人にはよく分かる考え方に思えました。