秋の公園で

 京都の東洞院(ひがしのとういん)×蛸薬師の北東角にある御射山公園、11/7の昼休みどき、近くの会社で働く人たちがテイクアウトの弁当を持参して昼食を食べたり、家族連れが遊んでいる。100年振りの最高気温になった都市もある今日の火曜日の京都は、紅葉も始まり明るい陽射しが美しかった。今日はアンビエント京都というイベントを観てから、夕刻の新幹線で帰宅しました。

 今日の昼は、この公園に到る少し前に、同じ東洞院御池通りから少し上がったところにある、5年前と7年くらい前のたぶん二回行ったことがあるフランス料理の2300円のランチコースを食べました。そろそろお腹が空いたな、と感じたときにちょうどその店の前を通ったので入りました。最初の客で、真鯛とイサキ(だったかな)と沢山の野菜をグリルしたプレートにはアンチョビをすり下ろしたソースが掛かっていて、とても満足しました。そして食後のカモミールティーを飲んでいたら、シェフがやって来て、以前もいらっしゃっていただきましたよね?と仰る。はい、でももう5年以上前ですよ、と応える。するとシェフが「もし町ですれ違っても判らないのですが、店に来たお客様がまた店に座っていると、佇まいというのか雰囲気を覚えているのです、また来ていただきありがとう」と。私は「、今日はたまたま昼時にこの前を通ったものですから、夕方には関東に戻るんです」と。そしてシェフは「そうですか、これからどこへ行くかは決めているのですか?」最後に私は「いえいえ、なんとなく駅の方へぶらぶらと・・・」。こんな会話がありました。以前別の店で、いちど来たお客さんは意外とちゃんと覚えているものなんです、と聞いたことがあります。すごい記憶力だな。。。

 そのうちに80代とおぼしきご婦人四人の予約客がやってきました。まぁいろんな話をされている。誰それの主人が余命宣告を受けた話も出て来るし、断捨離の話、ホームの話も。今のままの体力が続けば良いけどそうは行かないから、考えとかなきゃ、と。

 最近の男性は草食系と言うから、マッチングアプリも世話焼きおばさんがいなくなった今の時代には重要だ、という話にも飛ぶ。マッチングアプリで会った人とお試し付き合いをしてから気が合えば結婚すればいいわけだから、いいシステムよね、私たちの頃のように結婚するまでどんな人かわからないと、羽田離婚なんて言葉が出来たほど新婚旅行から戻ったら即刻離婚する人がいたけれど、そんなこともなくなるわ、と肯定派がいらっしゃるかと思えば、お試しったって女性はそれで結婚しなければ損しちゃうわよね、と処女性を重要視している方もいるようだった。そんな話に聞き耳を立てていたのではなく、大きな声だから否応なく入って来るのですよ。いずれにせよ、お上品な奥様方でした。