葉山へ


 茅ヶ崎9時06分発の東海道線電車で大船へ、大船9時21分の横須賀線で逗子へ。逗子からバスに乗って「葉山公園」で降りる。そこから砂浜や海沿いの公園を歩いて森戸神社まで散歩する。
 やや風があるものの、快晴の昼間、冬でも砂浜は暖かい。正月には親戚が集まるから、こんな風に草野球ならぬ砂浜野球も出来るのだろうな。はっぴぃえんどの「お正月と言えば」の歌詞で始まる歌(春よ来い)ではみんなでやるのはカルタだったっけ?
 ずっと海の向こうに富士山が見えている。どういう経緯でここに来ている人たちは、この時間にこの場所に来ることになったのか、ひとつとして判らないが、カップルや家族連れや老夫婦やらは、みんな富士山を写真に撮っていた。
 午後2時前には帰宅。
一応富士山の写真もアップしておこう。


 昨晩は、実家に行き、母や妹の家族とおせち料理を食べた。カルタはしなかった。ビールを飲んで酔っ払い、実家のソファーで小一時間眠ってしまう。起きてから、他の部屋でお笑い番組を見て盛り上がっているみんなのところにはすぐに合流せずに、ソファーのある部屋のテレビを付けてみたらNHKダーウィンが来た」(だっけか?)の総集編みたいなのをやっている。猛禽類のハチクマが地中のクロスズメバチの巣を掘り出していくところ、初めて撮影に成功したというその場面を興味深く見た。その場所にカメラを据えてから三年越しの撮影だったらしい。
 帰りに夜空を見上げたら、オリオン座が、家と家の屋根の合間からきれいに見えた。マンションに着き、家族が私の前を歩いていく、そのときにデジャブというのではなくって、正月に実家から夜に戻ってくるところはこういう感じという、光景だけでなく、空気やら話し声の反響の仕方なども含んで、そういう「実家から正月に戻る」という固有の記憶が刺激される。それがもの悲しい。