初夏のマスク


 通勤電車の中にいるときにはマスクをすることに。朝は三割くらいの人がマスクをしている。夕方はそれが一割くらいに減っている感じがした。暑い季節にマスクをするのは暑さを助長するようで、結構苦しいものだった。あるテレビ番組で数日前には1957年以前に生まれた人には感染しないと言っていたそうだ。これは状況証拠からの推定で、何か原因が明確になっているわけではないのだろう。1957年に誰も気付かないうちに新インフルエンザに免疫となる類似のインフルエンザが流行していたとでもいうのだろうか。何かもっと誰も気付いていない原因があって、それを極めれば何か新しい手法で一気にインフルエンザを抑え込めるなんてことがあれば良いのだが。でも、そんな新手が出ると、それをまた越えるウィルスの変性が起きて、とんでもないことが起きそうな恐怖がやってきそうだね。
 でもって私は1957年生まれなので、ちょうどその「通説」の境界にあり、どっちつかずだ。

 写真は一昨日だったかの夕方5時半ころ。夕方に近いこの時間をなんと呼ぶのか?きれいな時間だ。

 津村記久子著「君は永遠にそいつらより若い」読了。この新しい芥川賞作家の本を初めて読んだ。すごいね、このひと。

 明日は真夏のような暑さだとか。

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)


 5/19、友人の平田麻衣子嬢の参加しているグループ写真+絵画展を見に行く。久々に平田嬢に会い、近況などを報告しあう。ウェットなロープウェイの組写真。写真というのは眺め始めた最初の数十分というのは、ぱっとみで気に入った写真、三分後に気になっている写真、十分後に引っかかり始めた写真、最後に気付くスルメのように味が染み出て長続きする写真、と自分の惹かれる写真が変化するものだな。と、思いながら彼女の作品を眺める。最後はロープウエイのロープがきれいに広がっている写真が良いと思っている。