夏の関東平野を縦断


 故あって、昼下がりの時間に関東平野を電車で北から南へ縦断。梅雨があけて街や畑や森が輝いている。さすがに33℃くらいを越えてくるときついけれど、それでも夏は断然いいね。

 七時のNHKニュースで磯崎憲一郎氏が芥川賞を受賞したと知り、テレビに映った写真にむかって拍手をしてしまった。作家の保坂和志さんのHPに、ずっと六、七年、寄っていて、そこでいそけんさんの書き込みを長年読んでいるので、お会いしたことはなくてもとても親近感を覚えるのです。私も、以前はまえのハンドルネームで保坂さんのBBSによく書き込みをしていた(でもハンドルネームを「岬たく」にしてからは書き込んでいない)。
 何故だか受賞作だけは読んでいないので、文芸春秋に掲載されたら読もうと思う。

 写真を撮りながら(車窓写真をたくさん撮るぞと決めたときにはえいやっと950円を払ってグリーン車を使う)、長い時間電車に揺られていると、途中から音楽を聴きたくなる。聴きたくなる音楽はそのときどきにより様々だが、何故だかくるりの「ジュビリー」を聴きたくなることが多い。

♪失ってしまったものは 
いつの間にか 地図になって
新しい場所へ誘ってゆく♪

とかを電車の中で聴くと、電車の中じゃないときに比べて、感動してしまっている。