四冊読む


 昨日、読みかけの本のことをこのブログに“告白”したせいか、さっさと読んでしまおうと思い、昨日から今日のあいだに「砂の本」に引き続き、松浦弥太郎著「場所はいつも旅先だった」、梅棹エリオ著「熱気球イカロス5号」、佐藤泰志著「黄金の服」を読み終えた。

 何かのきっかけで出会った作家にはまってしまって、しばらくその作家の著作だけに夢中になっている時期ってなんか幸せですよねえ。
 十数年前に、いまほど簡単に著作が手に入らなかったころに尾辻克彦赤瀬川原平)を読みあさっていたころがあって、あのころは古本屋で著作に出会うことがあると嬉しかった。ついで田中小実昌に夢中になったときには茅ヶ崎図書館にある本をどこか奥の書棚から出してもらってきては読み続けたものだった。
 まあ、こういうののプチ版も含めてそういう時期は本を選ぶ悩みがなくて幸せです。
 いままでほとんど読んだことがなかった多和田葉子はどうなんだろう?今朝、数年前の雑誌エスクァイアの旅先で読む本特集号をめくっていたら、この作家の本を薦めているページがあって読もうと思った。そこでさっきアマゾンで二冊注文してみた。

 写真は昨日の鎌倉八幡宮