なんというか、まあ


 昨日の土曜は、持病の薬をもらいに医院へ。風邪症状のその後「なかなか咳が止まらない」を報告すると、抗生物質と咳止めと痰切りの薬が出る。須田塾に参加するために神田へ。11時半に神田到着し、珈琲園でサンドイッチとコーヒーで昼食。
 須田塾の三時間、後半かなり疲れてくる。風邪(マイコプラズマ?)以来、体調は低空飛行である。運動不足のせいに違いないのだが、血圧は案の定高くなっているし、不整脈をとどめる薬の量は倍増、ちょっと階段を上ると動悸、頻繁に頭痛、一段と近距離が見えなくなり、耳も遠くなっている気がする(小さい声で話されるとよく聞こえないときがあって、でも聞き返すのもめんどうなときには、にこにこ笑って適当に相槌を打つ)。昼休みに45分くらいウォーキングをしていたのだが、もうずっと歩いていないしなあ・・・。ぱっとしない晩秋、いや初冬か・・・が続きます。身体にはお気を付けください。
 茅ヶ崎に戻ってから1850円床屋。髪を刈ってもらっているあいだに、左の胸筋と上腕筋が攣ったように痛くなる。それでも我慢して床屋の一連の作業が終わるのをじっと待っている。

 日曜日。来年参加予定のとある写真イベントのための準備作業。家族外出。遅い昼食を近くのとんかつ屋で食べる。カキフライに玉葱フライ。それからふらふらと茅ヶ崎市内を二時間ほど散歩するが、途中からどっと疲れて来る。こんなことはなかった少し前までは、って、たくろうの歌詞にそんなのがあったな。りんご。ひとつの林檎を君が二つに切るんだったっけ。
 途中、みづほ書店(古書店)の三冊百円棚から三冊選んだつもりだったが、三冊百円棚からは二冊、三冊二百円棚からは一冊、の混在計三冊をおじさんのところに持って行ってしまった。それでちょっと店主のおじいさんと話す。私が二百円でいい、と言ったら、いくらか書かないでおくけどお釣りをくれた。優しい笑顔の方。
 三冊とは片岡義男著「町からはじめて、旅へ」(たぶん本棚を探せば同じ本はどこかにあるのだろうに・・・)、三浦しをん「月魚」、田中小実昌「世界酔いどれ紀行ふらふら」。こみさんの本が三冊二百円棚だったんだな。
 海へ。日没の写真を撮りに来るかた。まだ帰れない子供たちは遊びに夢中。
 日没を待たずに海をあとにする。
 駅近くの中古CDリズムボックスでラルフ・タウナーゲイリー・バートンの「SLIDE SHOW」買ってみる。店はちょうどECM特集の期間。店がはさみこんだ、書店ポップのような古CD店自作の解説のぺら、上記の買ったCDにはこんな風に書いてあった。『ラルフ・タウナーゲイリー・バートンのデュオ、スライド・ショウ。音を聴きながら惹起される題名のイメージは、(中略)遠い昔に、幻灯会と称してコマ落としの漫画のフイルムを薄暗い場所、学校だったか公民館だったかで見たときのこと。収差が出鱈目なレンズで出鱈目な薄い絵なのだけど、飛び込む虫がかすかに焼けるような匂いとともに記憶の片隅に残っている、セピア色の音(後略)』とあって、なんかこういうの読むと惹かれてしまうわけです。
 いったいこれを書いたのは誰なのだ?と思い、店の方に聞いてみたら、ウェブ上のいろんなところの書き込みから拾ったり、そうでなければ店側で書くのもある、ということだった。
 いまはもう夜で、なんだか寒い。おやすみなさい、眠れ悪い子。