横浜ジャズプロムナード2012


 まだまだ暑い日が多いので、もう10月になっていることを忘れてしまいそうですが、10月なのでもちろん今年も横浜ジャズプロムナードが開催されると知り、一昨年から行き始めたこのイベントにやっぱり行ってきました。関内駅前で当日券を購入しました。今年聴いたのは、続木ブラザーズ+太田恵資⇒井上淑彦FUSE⇒(途中から)板橋文夫YOUNG LIONS⇒酒井俊オーケストラ⇒(少しだけ)今田あきらEverglades⇒田中信正+林正樹DUO⇒(途中から)新澤健一郎イチョウ五重奏団。
 そのあとカメラを持って大桟橋まで散歩しました。雨が降り出すぎりぎり前に日本大通り駅から電車に乗って帰ってきました。でも茅ヶ崎は雨でした。
 最近のDSLRカメラには手持ち夜景モードみたいなのがあって、連続して撮影した複数枚の写真を合成してノイズ除去をおこなってくれます。そこでそういう機能のあるカメラを貸してもらいました。この写真の場合は、たしか1/10秒×4駒から作られたようでした。たぶんISOは6400とか12800とかだと思う。もちろん三脚を立てて撮った写真にははるかに及びませんが、お手軽さとの天秤の中では、(私はストイックに画質を追及するエネルギーがそれほど強くないので)これで充分に思えちゃって、ますます夜の撮影が楽しみになってきそうです。

 ジャズは、それぞれのグループらしい演奏で楽しめました。太田恵資のバイオリンと坂本弘道のチェロの演奏をバックに酒井俊がメドレーから入って行った「満月の夕」は目が潤みました。酒井俊オーケストラは二階席の一番前で聴いたのですが、ボーカルの音量が楽器に比べて小さめなのか歌詞が聴き取りにくくて残念でしたが、それでもこの場面が最高潮でした。バイオリンの音がいまいち好きでない私なのですが、このときの美しい音色には魅了されました。
 FUSEの最後に演奏されたバラッドも良かったなあ。田中信正(PF)の演奏を、結果として、3ステージで聴きましたが、このピアニストの幅の広さと迫力、ちょっと異様な迫力とものすごく透明ではかない美しさは素晴らしいですね。