日向薬師


 今日から三連休である。朝、七時台に起き外を見ると晴れているので、じゃあカメラを持ってどこか紅葉でも見物に行ってみようかな、と考える。候補は平塚市と大磯町のあいだにある丘陵地帯の小山「湘南平」と、大山丹沢国定公園の「大山(おおやま)」と、その大山の近くにある「日向薬師(ひなたやくし)」あたりで、もしかしたら大山は混んでいて、湘南平はまだちょっと紅葉に早いのではないか、とかなんとか考え、日向薬師にして、自家用車を運転して出かけた。途中、コンビニエンスストアで肉まんを食べてから水を飲み、毎朝飲んでいる高血圧と不整脈を同時に直してくれる小さな白い薬(それも私には非常によく効いてしまうので、一粒の半分に薬局で割ってもらっている)を飲む。
 日向薬師に着いたら薬師の建物は大規模修理中だった。その裏山にちょっとしたハイキングコースがあってそこをしばらく歩いて、引き返す。トータルで45分くらい。最初は誰にも会わなかったが、帰り道には何人かの人に会う。みな私よりちゃんと山に登るような恰好をしていて、鈴を付けている。
 鈴を付けていないと熊に出くわすのだろうか?そこでその方たちとすれ違ってから口笛を吹いてみる。なぜだか出てきた曲が岸洋子の「夜明けの歌」だった。最近、なぜだかふとこの曲のメロディーが頭の中に浮かんでくることが多いのだ。
 上の写真はハイキングコースに入る前にあった梅と楓の林です。この方、このあと赤くなった葉を一つ拾っていました。栞にでもするのかな。
 「夜明けの歌」、数日前にはYOUTUBEで聴いた。椎名の林檎さんも歌っている。林檎の声は甲高くて、それも悪くない。