1982年頃から90年頃まで250ｃｃのオートバイを持っていた。赤信号で停められて、ふと横を見るとCIBIEのロゴマークが見えた。古そうなビルで、水色の窓から漏れる電灯の色もレモンイエローのロゴの色も、なんかちょっとレトロな感じ。最初はCIBIEってなんだっけ？と思い出せなかったが、ヘッドライトのブランドだった。それでその250ｃｃのバイクに乗っていた頃に、CIBIEのライトが一番というかライトならCIBIEって感じだった。・・・と思う。いまはどうなんだろう。ハロゲンランプから？LED化されて、ライトメーカーの勢力図も変わっているのかしら。写真としてはCIBIEを真ん中にシンメトリーな写真で手前の自家用車の屋根に黄色い光がちょろっと反射していて・・・そんな風なら良いのだが、赤信号で停まる位置がここだったから仕方ない。
でもこの夜のビル怖そうだな。小学校五年か六年のときに、大きな画用紙の端っこに10ｃｍくらいの割りばしかな鉛筆だったかな、棒を立てて、30分毎に、窓から差す太陽が作る影を記録する係になった。それは10月とか11月のことで、もう日が暮れる直前のさいごの記録のために校舎に入り、測定のために長い廊下を歩いて教室まで歩いていくと、廊下はオレンジ色に染まっていて、でもその一番奥にある教室のあたりはもう暗い中にあって、なんの音もせずひとっこひとり校舎にはおらず・・・あれは怖かったな。30分毎の測定で、その30分の待ち時間は校庭の片隅で友達が野球やサッカーをしているのを眺めていた。私は野球部でもサッカー部でもなかったから、見ているだけだったんだろう。私はメンバー二人か三人の地味な地理模型部だったから。
明日から連休なので道路は混んでいるかと思ったが、環八も第三も横浜新道もすいすいと走ることが出来た。
