横浜

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横浜のみなとみらいにある靴屋さんに行き、冬用の、内側に起毛してある黒いスニーカーを買う。外に出るとさっきまでの強い通り雨があがり、陽射しは強く、街は10月なのにまるで蒸されているようだ。重要文化財として保存されている帆船日本丸の横を買った靴を入れてくれた紙袋をぶらさげて通る。日本丸を見上げている人が多い、と思ったら、帆船のマストに大勢の人が登っている。そのときはまだ帆は丸めてあったが、そのあと30分かもう少し見ているうちに準備が出来て、いくつかの帆が順番に拡げられていく。帆を拡げることを展帆と言うそうです。てんぱん。日本丸の展帆はボランティアの方たちが行うようで、それにしても高いところまで登るものだ。無事に帆が開いたあと、こうして記念写真を撮っていた。

靴を持ったまま野毛地下道を抜ける。街の洋食屋でハンバーグ定食。+550円でスープとサラダと飲み物が付くセットのポタージュスープが美味しい(ハンバーグも美味しかった)。ジャズ喫茶ちぐさ。クルセイダーズ1がかかっている。次にキース・ジャレットのケルン・コンサート。それからビル・エバンスのポートレイト・イン・ジャズ。読んでいた坂本裕二著「またここか」をジャズを聴きながら読了する。

そのあと野毛の街を抜け、福富町を通って伊勢佐木町へ。このコースの横浜の街はテレビドラマ私立探偵濱マイクとか映画ヨコハマBJブルースなどで色濃く描かれた、みなとみらい地区のようなきれいな(きれいになった)観光地の横浜ではなく、もっとずっとヤバくて欲望渦巻くとでも言うのかブルージーな・・・まぁ「雰囲気」と書くしかないですね・・・ブルージーな雰囲気を感じられる。上の写真はラブホテルとカプセルホテルと雀荘とパブと居酒屋と電信柱が写っている。

ずっと靴を入れた紙袋を持って歩いていました。もう少し寒くなったら黒いスニーカーを使い始めよう。

散歩?の最後に有隣堂近くの裏道にある古本屋に立ち寄る。三木卓著「となりの女」100円、買う。

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