朝焼け

f:id:misaki-taku:20211031092335j:plain

朝、6:30。通勤のために東に向かって車で走っていると、上空には暗く雲があるのに東の地平線あたりだけが雲が切れて真っ赤に燃えていた。在宅勤務と自家用車出勤を組み合わせて業務をしていて、3:2くらいで在宅の方が多い感じだから、95日くらいが一年の間に自家用車で出勤している日になる勘定だ。朝焼けに限らず、空の様子が綺麗だなあ!と思う日はそのうちせいぜい三日くらいか。覚えているのは、ちょうど雲の厚さが良かったのか、登ったばかりのオレンジの太陽が満月くらいな感じで直視出来て、それが高速道路の真正面低く掛かっていて、ちょっと不思議な感じを持ったことがあったことで、それが今年の春か初夏だったろうか。今朝の東の空低い赤い朝焼けの帯は高速を走っている数分のあいだにすぐに変化してしまい、次に信号で止まったときには、これは南の方向だが、こんな感じだった。といっても工事現場の壁で空なんか大して見えない。写真で見てもなかなか伝わらないが、これでもちょっと変わった雰囲気につつまれていた。雰囲気というのは・・・なんだろう、宇宙の深淵を垣間見てちょっと怖くなるような感じとでも言おうか。なかには音を立てる火球もあるらしいが、そんな明るい火球ではなくて、いわゆる何とか座流星群の日に空を見上げていてひとつふたつ見る流れ星は無音で等速ですーっと流れて、その「無音」なところに宇宙を感じる。そういうときに感じる深淵の怖さのような雰囲気が漂っていた。

しかしすぐに日は上り明るくなり、そんな雰囲気も一瞬で終わる。私はラジオでお風呂に入ると健康に良いですよ、なんていう話を聞いている。