9年前の3月2日には

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 9年前、2013年の3月2日に撮った写真の入っているフォルダーを気まぐれに開けてみたら、フイルムカメラで撮ってスキャナーで読み込んだ写真が入っていた。そこでその日のブログを読んでみたら、ブログのタイトルが「ひさびさフイルムカメラ起動す」というタイトルだった。春一番だったかどうかはわからないけれど強い風の吹く暖かい春の日だったらしい。銀座は歩行者天国になっていたので休日、日曜日だったのだろう。その銀座の歩行者天国に写っている観光客はコンパクトデジタルカメラで写真を撮っている。携帯電話で写真を撮っている人は写っていなかった。9年前の写真にはいまはもう見ることがなくなったそういうのも写っていた。自分が撮ろうと思う場面はいまも9年前もあんまり変わっていないんだろう、けれども、なんかちょっとイイ感じの場面が現れていたんじゃないか。それが私がそういう場面に気が付くセンスが落っこちたのか、それとも、なんか「運」というのか、そういう場面が目の前に現れる回数が減ったのか、それともそもそも私と相性の良かった街角がもうずいぶん減ったってことなのだろうか。なんてうじうじ悩んでいてもしょうがない。カメラを持って海辺やらフラワーセンターではなくて、街に行きたいなぁ。

 上の写真は「幻覚」って書いてあるのが気になったのでしょう。カメラはライツミノルタCLにMロッコール45mmか、キヤノン6Lに50mmF1.8か、そんなところだったんだろう。

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