茅野へ

 小林紀晴写真展「縄文の庭」を茅野市美術館で開催していることを今朝になり思い出し、会期を見たら、もう、今日と明日しかない。朝の5時前に起きたときは疲れていて、とてもじゃないけれど行くことは出来ないな・・・・と諦めていたが、そのあとに6時から7:40くらいまで二度寝をして起きたら、だいぶ疲労から回復している感じになっていたので、8:05頃に自家用車で茅ケ崎の自宅を出発した。途中で一回だけ、八ヶ岳PAでトイレによって、あとはひたすら運転していった。圏央道八王子ジャンクションから中央に入ってしばらくのあいだはいつも渋滞するのだが、さらに事故による車線規制も重なって、大渋滞になっていて、三時間弱で到着するだろうと思っていたが、三時間半弱の時間が掛かった。到着したときは土砂降りだったが、そのあとは曇ったり晴れたり、ふたたび雨が来たりと目まぐるしく天気が変わった。

 小林紀晴写真展「縄文の庭」は、この土地出身の写真家が、御柱祭りやこの土地にかかわる個人的な記憶を文章で添えながら、地元の御柱祭を内なるものとして(外から眺める観光客ではなく)何回も撮って来た、あるいはさらに昔のこの土地を写した写真も使って、時間を重層的に表す(具体的なテクニックとしては多重露光など)ことで、時間が流れても、なにも変わらない、この土地に生まれて育ってきた人たちだけに共通な・・・なんでしょうね?安易に「価値観」とか書きたくないですが・・・諏訪や茅野の人たちだけに共通に根付いてる文化・・・が、炙り出されている。御柱祭りになると目が据わって来るような迫力を皆が纏うらしい。多重露光作品は、何回かの御柱祭りをほぼほぼ同じ場所から撮った写真を ~かといって精密に位置合わせしているわけではなくて~ 重ねていて、そのぶれている感じに多くの人たちの息遣いを感じることが出来る。

http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2022/0724.html

 茅野駅の周りを「こっちが面白そう」という勘を頼りに歩いて行く。すると一軒の小さな昔ながらの個人がやっている写真屋さんがあり、なんとカラーネガフイルムを売っていた。値段もそれなりに安価で本数制限もないとのことで、5本購入。先日、アマゾンでISO100の36枚撮りが、おひとり様一点限りで1400円弱だっけかな、それも在庫切れ入荷待ちの予約、これをポチっておいたのだが、こんな日帰りドライブの旅先の写真屋さんで手に入るとは驚き。

 上の写真はそんな散歩の途中に撮ったのですが、なんだかカメラが傾いているような歪曲収差で歪んでいるような、そんな風にも見えますが、どうやら建物(車庫?それとも物置きのようなものなのか?)が歪んでいるようですね。カメラの構え方やレンズの性能のせいではないらしい。

 そのあと尖石縄文考古館に寄り、さらにケーキが美味しいとグーグル検索で出てきた森の中のカフェでショートケーキとホットコーヒーで小一時間休んでから帰路へ。

 帰路の夕方、案の定談合坂SAから小仏トンネルのあいだはいつもの渋滞。だけどひどくはなくてこれくらいなら御の字といった感じか。19:00に帰りダゾンで湘南ベルマーレ川崎フロンターレの試合観戦も出来ました。