食べることでほっとすること

 雨の金曜日、秋分の日の休日。ワイシャツの半そでと長そでの入れ替え(衣替え)をする。そのあと、自家用車を運転して、平塚市田村のユニクロまで行ってみる。いつもの道筋、たぶんその道筋が一番早く着けるのだが、右折すべき交差点をぼーっと直進通過してしまい、その先の国道を右折。国道は車が多く信号も多かった。急いでいるわけではないから、一昨日のブログに書いたように遅れた時間を数えてがっかりすることはないけれど、それよりぼーっとして道順を間違えた方が問題だ。いろいろ、目下の課題をあれこれ考えてしまうのは誰だってそうだろう。自家用車に乗るので、運転しているときに聴こうと思い、家から持って出た買ったばかりのCDも、カーオーディオに入れるのを忘れていた。ユニクロは開店直後の時刻でがらがらだった。この晩秋~冬に会社に行くときに履くパンツを買っておく。裾直し10分、袋はいりません。帰り道に、家の近くのテイクアウトパスタの店に立ち寄り、ほうれん草と烏賊のトマトパスタを選ぶ。パスタは二段重ねのプラ容器に入っている。両方まとめて3分半、電子レンジで温めて、上段のソースを下段の麺に掛けて食べることが出来る。だけど、今日は、プラスチック容器のまま食べるのをやめて、ちゃんとお皿を出してきて、麺を入れほぐし、それからソースを掛けた。いつもは、このテイクアウトパスタの店のパスタをプラスチック容器のまま食べるのだが、はじめて皿に盛ったら、そうか意外に麺が多いんだな、そしてやはりぐっと見映えが良くなる。深いプラ皿より浅い皿だと、ソースが麺によく絡み、いつもより美味しかった。美味しかったことで、少し気持ちはほっとする。何かを宣伝したり購入を促すダイレクトメールではなく、ほんの20文字でもプライベートメールを読むのも暖かくなれる。

 午後は昼寝をする。大相撲13日目の放送を少し見る。翔猿も若元春も若隆景もいつのまにか筋肉が付きずいぶん身体が大きくなっている(気がする)。ところで、高安の気迫はものすごい。大関陣も、上がる前の場所はみなこの気迫だったと思うのだが・・・

 夜、NHKBSで「ゴルバチョフ冷戦終結の秘話」という番組を観る。ひとつの側面からだけ作られた番組だが、晩餐会の料理の工夫によって、首脳会談に友好が生まれそれが冷戦終結に寄与したことを描いていた。ふたつの晩餐会、ひとつはアメリカ主催、ひとつはソビエト(当時)主催において、工夫をされた料理についても取り上げられている。ロブスターのスープと七面鳥のテリーヌ。前者はレーガンの奥さんの提案だったそうだ。

 それを観ながら、今年の、この悲惨な世界を、大きな心の指導者が現れて、また平和に戻してほしいと思ったりするのだ。

 写真は一年前の九月の写真を見直して、拾い出しました。