写真は東京急行東横線の祐天寺駅の商店街。祐天寺でのことではないけれど、先日とある町で、もう50年も営業を続けている街角のホットドッグの店の前を通ったときにふと思い立ってテイクアウトのホットドッグをひとつ買った。温めるか？と聞かれたのでそのままでいいと答え、家に帰ってレンジで温めて食べるよ、と答えると、レンジじゃなくてオーブントースターを使えと言う。相手は丸い顔の明るい感じのおばさんである。どれくらいの時間熱したらいいか？と聞くと、人それぞれだと言われる。そこでこちらもついつい笑いながら、まぁ焦げなきゃいいよね、と言った。そうしたらおばさんが、焦げてるのが好きな人もいるよ、と言うのだった。テイクアウト用の道に面した小窓から店内の奥の壁に大きなジョンレノンの顔写真のポスターが貼ってあるのが見える。モノクロ写真のポスターだった。わかっているのに、お釣をもらいながら「あれは、ジョンレノン？」と言ってみたら「そう、あれはジョンレノン」と今度は正解を教えてくれた。小話でした。
ホットドッグは4分ほどで少し焦げた。買った翌朝に食べたのだ。翌朝までのあいだに養老孟子のＮＨＫの番組を観たりした。なにか記憶にとどめたいようなことをたくさんおっしゃっていたが、これを書いている時点でみな忘れてしまっているから情けない。ケチャップと、辛子をたっぷりつけて食べた。
