かもめ児童合唱団のアルバム

 いつだったか、この冬のあいだのことには違いないのだ。休日に鎌倉の町を歩いてたときに、みさきドーナツの店を見つけて、ふと入ってみた。早春を思わせる日差しに溢れた日だった。私は、食い意地に負けて、いちぢくと抹茶とピスタチオだったろうか、三個もドーナツを買ってしまった。家に帰り、その日のうちには三つのドーナツを食べることなど出来ずに、翌日には会社に持っていき110円で自動販売機の紙コップに注がれるブラックコーヒーを飲みながら食べる。その日はそれを朝食としたのだった。

 みさきドーナツの店で買ったドーナツを包んでもらているあいだに、そのとき首からぶらさげていたフイルムカメラで、そう横に置かれていたこのLPレコードのジャケットを写真に撮ってあった。撮り終えたフイルムが五本溜まったら郵送現像に送り、一週間くらいするとデータのダウンロードができる。それで先週の金曜か土曜に五本分の写真を見たら、もうそんな風に撮ったことさえ忘れていたこの写真があった。撮ったときは誰のなんというアルバムかなんかわからないまま、なんとなく、昭和の時代の童謡を集めたようなLPなんだろうなと思っていた。写真を見ても最初はそう思っていた。

 今日になり、こうしてその写真をブログに使うことにして、ではこのレコードは一体どういうものなのかな?ジャケットに書かれた「かもめ児童合唱団」で検索してみようと思い立った。調べてみると、この「インターネットブルース」と題されたアルバムは昭和の時代などではなく2021年のアルバムだった。

 かもめ児童合唱団は1972年に三浦半島南端の三崎の町で結成された4~13歳の児童で構成される。地元三崎にゆかりのある北原白秋や古村三千三の曲を中心に歌ってきた。2008年よりCDを発売。以降2013年にはテレビドラマの劇中歌がレコチョクで一位となり全国的にも知られるようになり、以後、ゆずの全国ツアーのオープニング曲や、NHK朝ドラ「ごちそうさん」のテーマを歌うなど活躍の場を広げる。という経歴だそう。私が知らなかっただけでずいぶん有名な合唱団。

 このアルバムの作詞作曲陣に名前を連ねている方々。曾我部恵一、井上鑑高石ともや湯川潮音伊藤銀次・・・すごいメンバー。

 このブログ記事を書きながらYOUTUBEでこの児童合唱団が2018年に池子の森音楽祭に出演したステージの音源を流しながら書いてる。

 なんだか今日のブログは宣伝というのか紹介記事になっちゃいました。

インターネットブルース